二所一門連合げいこ　稀勢の里、琴欧洲明暗

　夏場所（９日初日・両国国技館）に向けて二所ノ関一門の連合げいこが１日、墨田区の片男波部屋でスタートした。３日連続、部屋を日替わりで行う異例の形式のけいこ初日に関脇・稀勢の里（２３）＝鳴戸＝が３０勝５敗と好調な仕上がりを披露。「内容のあるけいこができました」と笑顔を見せた。

　一方、散々だったのが大関・琴欧洲（２７）＝佐渡ケ嶽＝。申し合いの途中で胸を痛めて休むと鳴戸親方（元横綱・隆の里）から「高い給料もらってるんだからもっとやれ！」と注意。けいこ後には「胸が痛かった」とうなだれた。連合げいこは２日は尾車部屋、３日は佐渡ケ嶽部屋で開催。今後は東京場所前に一門の１０部屋すべてを巡回していく計画だ。