朝青、ロンドン五輪参加…モンゴルレスリング協会名誉会長として

男子グレコローマン９６キロ級表彰式でプレゼンターを務めた元横綱・朝青龍（左）

　元横綱・朝青龍関（２９）が２０１２年のロンドン五輪に参加することが１日、急浮上した。

　来日中の元横綱はこの日、東京・代々木第２体育館で行われたレスリングの全日本選抜選手権を観戦。２月の引退会見以来、約３か月ぶりに日本の報道陣の取材に応じ「モンゴルレスリング協会の名誉会長をやっている」と明かした。今後は日本レスリング協会と合宿などの交流を深め母国の選手を強化。ロンドン五輪には選手団の役員として参加することになる。

　朝青龍は０８年の北京五輪もモンゴル選手団からＩＤを発行され母国の選手を応援。日本レスリング協会の福田富昭（６９）は「彼が日本とモンゴルの懸け橋になるのはありがたい」と歓迎した。

　一方で１０月３日に両国国技館で予定する引退相撲の主催は朝青龍後援会に内定も高砂親方（元大関・朝潮）へのあいさつはいまだ実現していない。関係者は連休明けに元師匠にあいさつする予定というが、相も変わらずマイペースに周囲からは「礼儀がなっていない」と非難が高まっている。