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2010年4月 6日 (火)

アダルトビデオ業界団体「コンテンツ・ソフト協同組合」(旧メディ倫)、定款に重大な違反の疑い

655_2 アダルトビデオ(AV)のわいせつ性などを審査するのは、「ビデ倫」(日本ビデオ倫理協会)が一般に知られているが、最近では「一般社団法人審査センター」(=写真)という機関がスタンダードになりつつある。この審査センターはもともと、ビデ倫に対抗して設立された「メディ倫」(メディア倫理協会)の審査部門が独立したもの。しかし今では、ビデ倫も同センターに審査を委託している。

同センターの決算書を入手した。見てみると、売上高は1億8042万円。既に立派な「事業」となっている。しかし、あるAV業者は次のようにいう。
「利益がどこに流れているか、よく分からないんです。メディ倫の幹部が審査センターを牛耳っているので、組織は不透明」

656_2657このメディ倫は05年に、「コンテンツ・ソフト協同組合」(CSA)に改組された。AV制作者が加盟し、共同購買や事業資金の貸付などを行う団体である。この団体の定款を確認したところ、大きな規定違反を発見した。定款で定める組合員の資格(=写真)の中に、「映画・ビデオ制作業者」という項目がない。つまり、AV制作者は、このコンテンツ・ソフト協同組合に加入できない規定になっているのだ。

これは、中小企業等協同組合法に抵触する問題である。同組合を所管する文科省や経産省がこれを知ることとなれば、指導の対象となり、場合によれば認可取り消しにもなりかねない。

(コンテンツ・ソフト協同組合の組合員資格は以下の通り)
・情報関連機器及び周辺機器の開発販売
・イベントの企画・演出・コンサルタント
・広告、出版及び印刷業務
・コンピューター・ソフトウェアの企画・開発・製造及び産業関連機器の販売
・IT事業の企画、製造、運営
・インターネットを利用した広告、宣伝
・電子機械器具の輸出入及び通信販売
・洋服の製造及び輸出入業務
・インターネット・電子メール等による情報提供システム企画、製作販売
・衣類・文具・玩具等の通信販売
・店舗デザインの設計
・建設資材の販売
・著作権の管理業務

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