韓国ドラマ、日本人にとってなくてはならないものに!?
週刊誌『AERA』の分析
朝日新聞系列の時事週刊誌『AERA』が、韓国ドラマが日本で人気を得ている理由は、日本人の心に足りない何かが韓国ドラマにはあるからだという分析を行った。
同誌は最新号(5.3-5.10)で、日本における韓国ドラマブームとそれに付随する現象について、5ページにわたる特集記事を掲載した。同誌は、今年1月にフジテレビで放送された『私の名前はキム・サムスン』を見て韓国ドラマにはまった、ある女性(45)の話を紹介している。
この女性は同誌のインタビューで、「日本は葛藤(かっとう)があると覆い隠そうという文化だが、韓国ドラマでは、葛藤をすべて発散してしまうため、見た後に気分がすっきりする。葛藤を発散して、また共に頑張って生きて行こう、というメッセージが感じられる」と話した。
同誌は「周囲を見回すと、交通事故で記憶喪失になった人や、産婦人科で取り違えられて人生が変わった人もいないが、そんな現実離れした人生を凝縮したようなキャラクターが動き出すと、いつの間にか熱く強烈な世界になる」と韓国ドラマの長所を評価した。
さらに同誌は、「韓国ドラマが日本に定着したのは、ドラマ自体の面白さに加え、日本という国が低迷している証拠なのかもしれない。韓国ドラマは次第に日本人にとってなくてはならない存在になるかもしれない」と分析している。
最近韓国ドラマにはまった日本の主婦を「韓流妻」と名付けて、ドラマによる家庭不和の問題を扱った週刊誌『週刊現代』とは全く違う分析をしている。
このところ、日本国内で韓国ドラマに関する話題が再び取り上げられている理由は、最近1、2年の間に韓国ドラマが日本のお茶の間を占領したかのように次々に放送されているためだ。4月30日現在、日本の地上波、衛星放送を通じて放映中の韓国ドラマは31編。このうち、4月30日に放送されたものだけでも12編に上る。午前8時30分から、夕方7、8時まで一日中、どこかのチャンネルで韓国ドラマを見ることができるというわけだ。
東京=辛貞録(シン・ジョンロク)特派員
- 韓国ドラマ、日本人にとってなくてはならないものに!? 2010/05/01 16:57:31
- 時給3000円、大学非常勤講師の厳しい現実 2010/05/01 14:08:22
- 韓国の大学授業料の現況とは 2010/05/01 14:03:23
- スポンサー疑惑:来週から現職検事28人事情聴取へ 2010/05/01 12:01:04
- 検事の家に泥棒、男3人を逮捕 2010/05/01 11:45:39
- 口蹄疫:畜産研究所で感染の疑い /忠南・青陽 2010/05/01 11:25:41
- 弟を処罰した警察官を中傷、48歳男に実刑判決 2010/04/30 15:00:00
- カジノ労組が民主労総を脱退へ 2010/04/30 14:09:35
- 異常低温:被害農家に支援金支給へ 2010/04/30 14:09:14
- 医薬品リベート処罰制度、医師協会が反対集会計画 2010/04/30 11:39:45