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「哨戒艦沈没になんらかの報復を」、韓国国防相がテレビ番組で

  • 2010年05月02日 15:14 発信地:ソウル/韓国
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北朝鮮との境界に近い韓国・白ニョン島(Baengnyeong Island)で、クレーン船で引き揚げられた韓国海軍の哨戒艦「天安(Cheonan)」の船尾部分(2010年4月15日撮影)。(c)AFP/HONG JIN-HWAN

【5月2日 AFP】韓国の金泰栄(キム・テヨン、Kim Tae-Young)国防相は2日放送されたテレビ番組で、3月26日に同国海軍の哨戒艦が沈没したことに対してなんらかの報復が必要だとの考えを示した。

 KBSテレビの番組で金国防相は、「わが兵士の死亡に責任を負うべき者たちに代償を支払わせる。どのような形になるにせよ、報復はなされなければならない」と語った。4月29日に行われた犠牲者46人の告別式で金盛賛(キム・ソンチャン、Kim Sung-Chan)海軍参謀総長も、弔辞のなかで同様の発言をしている。

 金国防相は番組の中で、沈没現場から3ミリほどの小さな「アルミニウムの破片」が回収され、哨戒艦の攻撃に用いられた兵器のものなのか調査が行われていると述べた。沈没現場では原因解明につながる証拠を求めて、徹底的な捜索が行われている。

 韓国政府は哨戒艦の沈没について北朝鮮を名指しして批判してはいないが、哨戒艦は北朝鮮の攻撃で沈没したのではないかとの見方から、韓国・北朝鮮関係はこのところ緊張の度合いを高めており、北朝鮮の6か国協議復帰に向けた外交交渉は事実上、停止した状態になっている。(c)AFP
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