弟を処罰した警察官を中傷、48歳男に実刑判決

 光州地裁刑事4部(パク・ヒョン裁判官)は29日、弟が起こした虚偽告訴事件の処理に不満を抱き、インターネットのポータルサイトに、担当の警察官を誹謗(ひぼう)・中傷する書き込みをすると共に、携帯電話に脅迫的なショートメッセージを送ったとして起訴されたJ被告(48)に対し、懲役8月の実刑を言い渡した。

 同地裁は判決文で、「偏った捜査をしたという明確な証拠がないにもかかわらず、被告人はポータルサイトに警察官の携帯電話の番号まで書き込み、『恥知らずな男』などと中傷し、さらに子どもの名前を挙げて脅迫する内容のショートメッセージを数十回送った。これらの行為は、他人に対し肉体的・精神的な苦痛を与える悪質な行為であり、厳罰に処してしかるべきだ」と主張した。

 また、「法や秩序を無視し、人間としての礼儀までかなぐり捨てた者を放置するようでは、法律は無用の長物となる」とも述べた。

 J被告の弟は2008年9月、特定の人物について虚偽の告訴をしたとして起訴され、1審で実刑判決を受けた。これに不満を持ったJ被告は、翌年5月から8月にかけ、ポータルサイト「ダウム」の討論掲示板「アゴラ」で9回にわたり、事件を担当した警察官の個人情報を書き込んだり、謝罪を求めたりしたほか、34回にわたって携帯電話に脅迫的なショートメッセージを送ったとして起訴された。

光州=金性鉉(キム・ソンヒョン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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