フィギュア:IBスポーツが満たせなかったヨナのニーズとは
「IBスポーツは多様な事業を展開しているため、キム・ヨナのニーズを十分に満たすことができなかった」
キム・ヨナの代理人を務める法務法人・智眼が、26日に報道資料を通じて発表した「(株)オール・ザット・スポーツ(AT Sports)」の設立理由だ。「キム・ヨナ株式会社」と言われるオール・ザット・スポーツの代表理事を務めるキム・ヨナの母パク・ミヒさんは、「ヨナのニーズを反映させるために新たな法人を設立し、直接管理する必要があると判断した」と語った。
これまでマネジメント会社のIBスポーツが満たせなかった、母親が直接管理するというキム・ヨナの「ニーズ」とはどんなものなのか。
キム・ヨナは現在、大きな岐路に立たされている。グランプリ・ファイナル(GP)や世界選手権、バンクーバー冬季五輪で優勝を果たし、選手としてすべての夢をかなえたキム・ヨナは、アマチュア残留かプロ転向かをめぐり頭を悩ませている。こうした状況で必要となるのは、それぞれのキャリアを選択した場合の長期的なビジョンやプランだ。
だが、IBスポーツはこの選択で大きなビジョンを提示できなかった。もちろん、キム・ヨナに対する支援は惜しまなかったが、スケジュール管理やスポンサー確保など、将来のことよりも現在のマネジメントが中心だった。IBスポーツがどんなに素晴らしいビジョンを提示したとしても、営利を追求する企業である以上、両親の直接管理に比べれば限界があった。
キム・ヨナは、IBスポーツの細やかさに欠けるマネジメントにも失望していたという。特に騒動になった、インターネット動画サイト「ユーチューブ」でキム・ヨナに関するねつ造動画が出回った件について、IBスポーツの対応が不十分だったことが大きかった。日本の一部ネットユーザーが、「キム・ヨナは整形手術をした」「審判を買収した」など悪意に満ちた動画を公開したのに対し、IBスポーツは積極的に対応しなかった。むしろキム・ヨナのファンの方が、事態を収拾するための動画を制作・公開するといった積極的な態度を見せた。
また、IBスポーツ側が23日、「キム・ヨナ支援チームが解散する可能性が高まり、日本の浅田真央側が(キム・ヨナのコーチを務めてきた)ブライアン・オーサー・コーチに対し、コーチ就任を要請する動きを見せている」との情報を流したことも、キム・ヨナが失望した理由の一つだ。このほか、公式ホームページの開設も遅れるなど、キム・ヨナに対するIBスポーツの細やかな配慮に欠ける管理体制が、キム・ヨナが個人のマネジメント会社を立ち上げるに至った経緯だ。
イ・ゴン記者
- 野球:SK、直近44試合で38勝(下) 2010/05/02 11:23:52
- 野球:SK、直近44試合で38勝(上) 2010/05/02 11:23:45
- 野球:クリーンアップと勝率の関係は?(下) 2010/05/02 11:20:06
- 野球:クリーンアップと勝率の関係は?(上) 2010/05/02 11:20:03
- 野球:故障から復帰、輝き放つ選手たち(下) 2010/05/02 11:17:22
- 野球:故障から復帰、輝き放つ選手たち(上) 2010/05/02 11:17:16
- サッカーW杯:韓国代表、新ユニホーム公開 2010/05/01 10:16:18
- サッカーW杯:韓国代表候補30人を発表 2010/05/01 10:10:12
- 今季記録ラッシュになりそうな韓国プロ野球 2010/04/30 09:00:26
- 呉銀善隊長、ヒマラヤ14座の完全制覇認定へ 2010/04/30 08:19:52