ショートトラック:代表選考八百長、処分公表見送り

 ショートトラック界で国際大会の代表選出をめぐり、出場枠の不正な振り分けがあったとされる八百長疑惑で、大韓スケート競技連盟は29日、賞罰委員会を開き、当事者から事情を聴いた。出席したのは、バンクーバー冬季五輪で二冠を達成した李政洙(イ・ジョンス)=檀国大=のほか、郭潤起(クァク・ユンギ)=延世大=、チョン・ジェモク元代表チームコーチら。

 昨年4月の代表選考会で、特定選手を代表に選ぶために八百長に関与したとされる李政洙は、賞罰委に対し、「談合はなかった。競技を続けたい」と語ったとされる。李政洙はショートトラック真相共同調査委員会から、1年以上の選手資格停止の処分勧告を受けている。調査委が永久除名という重い処分を下したチョン元コーチは、「静かに結果を待ちたい」と語った。

 スケート連盟は、賞罰委が確定した懲戒処分の内容を個別に書面で通知し、理事会の承認を得るまで、公表しないことを決めた。賞罰委の決定に異議申し立てがあった場合、30日以内に再審査が行われ、連盟理事会で処分が最終決定される。

陳仲彦(チン・ジュンオン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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