スポンサー疑惑:調査団、接待日誌5冊を確保

 いわゆる「検事スポンサー疑惑」を調査中の検察調査団は29日、疑惑を提起した某建設会社のチョン元社長(51)を調査する方針だという。

 同調査団の関係者は、「チョン元社長が29日に陳情人として調査に応じる意向を示したことを受けて、チョン元社長に対し、暴露文献の内容が事実かどうかを調べたい」と述べた。

 チョン元社長は27日、同調査団から呼び出し状を受けたが、釜山地裁での弁護士法違反に関する刑事裁判と健康上の理由から検察には出頭せず、釜山拘置所に戻った。

 同調査団は、チョン元社長が接待内容を記載した日記5冊の写本を確保し、日記の内容が暴露文献の内容と一致していることを確認した。

 日記は、釜山地検が昨年初め、警察の総警人事と関連し、チョン元社長が5000万ウォン(約420万円)を受け取った事件を捜査した際に押収したもの。

 同調査団は、チョン元社長が検事らを接待する際に使用した小切手などに対する資金を追跡し、資金源や使途などを確認している。

 同事件の事実上の出発点に当たるチョン元社長の捜査が開始からつまずいたことから、法曹界では今後の捜査の進展に疑問を投げかけている。

李明振(イ・ミョンジン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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