記事入力 : 2010/04/29 10:03:48
哨戒艦沈没:犠牲者46人、しめやかに告別式
哨戒艦「天安」の沈没事故で犠牲となった勇士46人の告別式が29日午前10時から京畿道平沢市の海軍第2艦隊司令部安保公園で、海軍葬としてしめやかに始まった。告別式は国旗と故人に対する黙とう、経緯報告、勲章追叙、弔辞、追悼の辞、宗教儀式、献花・焼香、弔銃・汽笛、葬列移動の順で進む。
弔辞は葬儀委員長の金盛賛(キム・ソンチャン)海軍参謀総長が読み上げる。犠牲となった勇士46人には故人の功績を称える「花郎武功勲章」が授与され、最も勤務歴が長いイ・チャンギ准尉の勲記が代表で朗読される。生存者を代表し、キム・ヒョンレ中士(軍曹に相当)は仲間を送る悲しみをつづった追悼の辞を述べる。引き続き、仏教、カトリック、プロテスタントの順に宗教儀式が行われ、献花と焼香が続く。その後は弔銃が3回、それぞれ3発ずつ発射され、軍港に停泊しているすべの艦船が10秒間汽笛を鳴らし、故人を追悼する。
最後に『天安艦歌』と軍歌『海に出よう』が演奏される中、同艦の生存者58人のうち46人の戦友が犠牲者の遺影を胸に告別式場を後にする。故人の葬列が軍港のふ頭を通過する際には、すべての船舶が汽笛を5秒間鳴らし、海軍の正帽を象徴する白と正服を象徴する黒の風船3000個が空に放たれる。その際にはすべての艦船の乗組員が正服を着用し、船の前に整列の上、46人の勇士に敬礼する。その後、リムジン2台による葬列は、関係者のバス90台とともに、午後3時から埋葬式が行われる大田市の国立顕忠院へと向かう。
葬列が海軍宿舎の前を通過する際には、海軍兵士とその家族、地域住民が沿道で菊の花をささげるほか、周辺の小学校の児童が風船や紙飛行機を飛ばし、勇士たちを見送る。
平沢(京畿道)=キム・ガンハン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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