哨戒艦沈没:「韓国の機雷爆発の可能性はない」

国防部が発表

 国防部は28日、哨戒艦「天安」が、1970年代に韓国軍がペンニョン島海域に設置した機雷の爆発によって沈没したという一部の主張について、「可能性はない」と発表した。

 ウォン・テジェ国防部報道官は同日、「当時、機雷を設置したペンニョン島海域の海図を確認した結果、『天安』が沈没した海域ではないことが確認された」と述べた。軍当局は70年代、北朝鮮によるペンニョン島上陸作戦に備え、爆雷を改造し、陸上でボタンを押せば爆発するようにした機雷を作り、ペンニョン島沖合に140個余りを設置した。2008年に除去作業を行ったが、一部が残っているとみられている。ウォン報道官はまた、「過去に韓国軍がペンニョン島海域に設置した機雷は、技術的に爆発する可能性がない。韓国軍が70年代にペンニョン島海域に設置した機雷の爆発可能性の確認については、民間爆発物専門会社に依頼した」と述べた。国防部の関係者は「この爆雷改造機雷は電気信号があって初めて起爆装置(雷管)が作動、爆発するが、80年代に電気を切ったため、爆発する可能性はない」と説明した。この機雷は、陸上でボタンを押すと電線を通じて電気信号が送られ、起爆装置が作動するが、すでに陸上で電気信号を切ってある状態という意味だ。

ユ・ヨンウォン軍事専門記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る