LG電子、1-3月期の営業利益3%増

 LG電子が28日発表した2010年1-3月期決算(連結ベース)は、売上高が前年同期比3.7%増の13兆6998億ウォン(約1兆1500億円)、営業利益が同2.6%増の5294億ウォン(約440億円)だった。最終損益は6746億ウォン(約570億円)の黒字へと転換した。前年同期は1999億ウォン(約170億円)の赤字だった。テレビ、家電の好調が奏功した。同社は今年から決算に国際財務報告基準(IFRS)を早期適用している。

 テレビ部門のホームエンターテインメント(HE)事業本部が好業績を上げた。同本部の売上高は同20%増の1兆1563億ウォン(約973億円)で、営業損益は1820億ウォン(約150億円)の黒字だった。前年同期は8億ウォン(約6700万円)の赤字。平面テレビ(プラズマ、液晶を含む)の販売台数は同58%増の600万台に達した。

 家電製品を生産するホーム・アプライアンス(HA)事業本部は、売上高が2兆3809億ウォン(約2000億円)、営業利益が2074億ウォン(約170億円)だった。高価格帯の製品の販売が伸び、営業利益は同56%増となった。同本部は世界の主要家電メーカーで最高となる営業利益率(8.7%)を達成した。

 一方、これまで同社の業績をけん引してきた携帯電話端末事業は不振だった。携帯電話端末を生産するモバイル・コミュニケーション(MC)事業本部の売上高は3兆1396億ウォン(約2640億円)、営業利益は277億ウォン(約23億円)で、1-3月期の営業利益率は前年同期の5.6%から0.7%へと低下した。

白剛寧(ペク・ガンニョン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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