トヨタ、米国で「セコイア」5万台をリコールへ

 トヨタ自動車が米国で、2003年型の「セコイア」5万台をリコールすることを決めた。

 米デトロイトの日刊紙「デトロイト・ニュース」は28日、「米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)による、16カ月にわたる調査を受け、トヨタがSUV(スポーツタイプ多目的車)『セコイア』のリコールを決定した」と報じた。NHTSAやトヨタには、「セコイア」を運転する際、急ブレーキを踏んだときのように突然スピードが落ちるなど、電子制御装置の欠陥に関する届け出が約100件あったことが分かった。

 NHTSAは、「セコイア」のリコールが、「レクサス」や「プリウス」のときとは違い、急加速の問題に起因するものではない、と説明した。「デトロイト・ニュース」によると、急停止や急発進のように危険な動作ではないものの、後続車が十分な車間距離を取っていない場合、追突事故につながる危険性があるという。トヨタはこれまでに、急加速の問題を理由に、米国だけで600万台のリコールを実施している。

キム・シンヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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