軽自動車より低燃費の車が登場

 燃費の良さはハイブリッド車以上で、価格は一般乗用車並みのエコカーが相次いで登場する。

 現代自動車は今年8月から販売予定の新型アバンテに、ISG(アイドリング・ストップ・アンド・ゴー)機能を装着した低燃費モデルを、来年4月に発売する、と28日発表した。このモデルの大きな特徴は、車が停止するとエンジンが自動的に止まり、出発直前に再びエンジンがかかるというものだ。一般乗用車と同程度の価格帯で、ハイブリッド車レベルの低燃費を実現したのが大きな強みだ。

 1.6リットルの直噴射エンジンに6段自動変速機とISG機能を搭載し、公認燃費は現在のアバンテを20%も上回る18キロ(ガソリン1リットル当たり)に達する見込みだ。ハイブリッド車以外で、起亜自のモーニングやGM大宇のマティズに匹敵する低燃費を実現することになる。

 価格はアバンテの通常モデルに比べて100万ウォン(約8万4000円)ほど高くなりそうだが、燃費がほぼ同じのアバンテ・ハイブリッド(1リットル当たり17.8キロ)よりは500万ウォン(約42万円)ほど安くなる。

 一方、フォルクスワーゲン・コリアは準中型ハッチバック「ゴルフ」の低燃費モデル「ゴルフ・ブルーモーション」を、今年9月から販売すると発表した。公認燃費は1リットル当たり23キロで、これまでのゴルフ2.0TDIの17.9キロに比べて30%近い低燃費を実現した。韓国で販売されるすべての国産車・輸入車の中で、ハイブリッド車のトヨタ・プリウスを除けば最も燃費が良い車となる。1.6リットルのディーゼルエンジンを搭載しており、価格は一般のゴルフ2.0TDIの3390万ウォン(約285万円)よりも安い3000万ウォン(約252万円)程度と予想されている。

崔元碩(チェ・ウォンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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