創業の地・名古屋を離れる松坂屋 生き残りへ疑問の声も選択4月28日(水) 18時21分配信 / 経済 - 経済総合売り上げ減が続く中、基盤となる愛知県内の店舗を次々に閉店していたことから、中部経済界には諦めの声がある一方、小売業は典型的な地域密着産業だけに、「本社を移転して、松坂屋は生き残れるのか」との声も広がっている。 これで想起されるのが、今はなき名古屋の東海銀行。やはり大阪地盤の三和銀行と合併し、実質的な本社を東京に置いた。その後の迷走は周知の通り。松坂屋もよく似たパターンだけに、ある旧東海銀の幹部OBも、「どんな商売も、拠って立つ地域から離れるのは危険。小売業は特にだ。うちも結果的には失敗だった。本社移転のリスクは高い」と危惧する。 名古屋財界には別の心配もある。松坂屋会長だった岡田邦彦氏は、名古屋商工会議所の会頭でもあるが、さすがに名古屋に本社がなくては務まらない。名古屋商工会議所会頭といえば、かつては東海銀の指定席だった。「財界活動のできる企業がどんどん減っている」とある地元企業の幹部はこぼす。
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