しーた
2010-04-26 11:00:00

しんどくなると自分にムチ打つ癖?

テーマ:あすぺさんの生育過程

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私はアスペルガー症候群でしーた♪-がんばれあすぺさん112




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今日は、「しんどくなっても休めない…」どころか、「しんどくなると、さらに自分にムチ打ってしまう」のはなぜなのか考えてみました。


以前、『オーバーワークが『普通』だと思っていませんか?』 の記事でも書きましたが、私には、どうしても「ムリする」癖があります。



私は幼稚園・小学校とものすごく体が弱くて、普通の子についていけないことがありました。

周りの子供達は、ぴんぴんしているのに、私だけは「もう、しんどい…」とぐったり…


何をやっても、出来が悪いうえに、体力がなく疲れてしまう。


けれど、時にはその姿は、親や指導者には、「できないから、しんどいふりをしている」ようにみえていたのかもしれません。


だからなのか、私が「しんどい…」というと、決まって

「はぁ?そんなことぐらいでしんどい?!がんばりなさい!」

「他の子はどうもないでしょ?しっかりしなさい!」

「しんどいのはみんな同じ。弱音をはかないで、がんばりなさい!」

といわれることが多かったのです。


そんなことが続くうちに、わたしは「しんどい」と言わなくなりました。

「しんどい」と口に出せば、怒られるからです。


だから、私は「しんどいと言ってはいけない」と思い込んでしまったのです。


それと同時に、自分が「しんどい」と感じたときには、

「他の子もしんどいのをがまんしてるんだから…」

と、自分をムチ打ってがんばらなければならない…

という行動が無意識に身についてしまったのです。


その典型的な例として、こんなエピソードがあります。


---


実は私はものすごい低血圧でした。

そのため、私は、毎回、朝礼で立っているのがものすごくしんどくて、まさに拷問でしたガーン。けれど、完全に貧血を起こして意識を失うほどではありません。そのぎりぎりの一番しんどい状態でした。そして、何よりも「周りの子達もそのしんどいのを我慢して立っているんだ」と疑いもせず思い込んでいたのですですから、しゃがみこむこともせず、とにかく必死でがんばって立っていました。


中学2年生のある日。

友達に「朝礼って立ってるのしんどいなぁ…ガーンというと

「へ?ぜんせんしんどないで?」

という衝撃的な返事をされてしまったのです!


「え???みんなしんどくないの????ガーン

「うん。話し長いとかったるいけどな~。しんどくはないで」


私は、朝礼が終わる頃には、ふらふらで、その後の授業にも影響が残るぐらいにダメージがありました。


たぶん…あのふらふら度なら

朝礼中にしゃがみこんでしまってもOKなレベルだったのだと思います


とはいえ、いままで我慢してきたので、急に座り込む行動にも出れず、中学を卒業するまでは毎回朝礼では拷問のような時間をすごしました。

幸いにも、高校では朝礼がなかったので、この拷問からは解放されましたが…汗


---


この例のように、

私は「しんどい」と感じても、勝手に「みんなも、しんどいけど我慢している」と思い込んでいるので、がんばってしまうのです。


そして、周りの人が「しんどい」というと…

私は、当たり前のように「このぐらいで何いってんの!がんばり!」と返事していました。


私にとっては、「しんどい」という言葉に対して返す言葉はこれだと思っていたからです。

「大丈夫?」という言葉はでてきませんでした。それどころか「この根性なし!」という気持ちのほうが強かったのです汗


そういう私の態度を、周りの人は「思いやりがない」「やさしさがない」と感じられていたようで、批難を受けることもありました。だから私は、「自分はやさしさも思いやりもない人間なんだ」と思っていました。


けれども、最近になって、自分の生育過程を振り返ってみると、当たり前の反応だったのかもしれません。


私自身が「しんどい」と言ったときに投げかけられた言葉は、

「このぐらいで何いってんの!がんばりなさい!」

だったのですから。


そして、自分は「しんどい」という言葉を飲み込んでがんばっているのに、他の子が「しんどい」と言って投げ出そうとする態度が許せなかったのです。


何故許せないのか。


私自身が、「しんどい」ことを理由に休憩することを許されなかったからです。


つまり、世の中では

「しんどい」ことを理由に休憩することが許される、

ということを知らなかったのですガーン


ですから

「しんどい」時には、「自分をムチ打って、限界を超えるまでがんばる」

ことが当たり前だと思っていたのです。


そのおかげで、普通では成し遂げられないようなことを成し遂げてきたことも事実です。


けれど、こうしたがんばり方は、高校生(大学受験)までは通用します。

しかし、社会にでて一生という長い時間を生きるためには、不向きだったのです


当然のように、燃え尽きて「うつ病」になってしまいました。


それでも、子供の頃に無意識の領域にまで浸透した「しんどいときは自分にムチ打つ」という習慣は、なかなか抜くことができません。


「大丈夫?」といわれると、反射的に「大丈夫!」と口に出てしまう。

「しんどい」という言葉を口に出せないのです。

「ムリするな」といわれると、「傍から見て、しんどそうに見えているのだ!」という焦りから、さらに元気そうにムリをしてしまう。


そういう状態を見て、まわり人の感覚もどんどん麻痺する。

「あの人はタフな人なんだ」と。


自分で自分の首を絞めていたんですね…


そのことに気がついて、最近は、意識をして「しんどいときは、休む」を心がけていますが、やはり周囲の目が気になります。特に、私は頚椎椎間板ヘルニアがあるために、調子の悪いときはハンパではありません…。


私に実力があることが浸透しているところであれば、割り切って「休憩してても、早く帰っても、結果出してるからいいでしょ!」と割り切ることもできるのですが、まだ新しい部署なので、なかなか自分の気持ちが割り切れなかったのです。


けれど、今のプロジェクトのリーダーがメンバーに対して、いつも口にする言葉。

「絶対にムリはしない!」


この言葉を何度も聴いているうちに、やっと

「あ。もしかして、本当にムリしなくてもいいのかなぁ」

と思えるようになってきました。

(「ムリするな」と口では言っておきながら、実はそうじゃないことって多いので…)


ほんとうにありがたいことです


今のプロジェクトで、「ムリしない」で仕事を進めるということを覚えようと思います。


でも、やっぱり、「ムリしない」ってどういうことか、いまいちよくわかってない気がします汗まずは、「ムリしない」の定義を自分の中で確立することから始めないといけないかもしれませんねあせる

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