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【政治】

『育男』流行らせます 厚労相

2010年5月2日 朝刊

 「イク(育)メンという言葉をはやらせたい」−。男性の育児参加を推進しようと、国会答弁などで意欲を見せている長妻昭厚生労働相が、厚労省男性職員の育児休業取得率を二〇〇八年度の2・3%から一気に一〇年度は四倍の10%にアップさせる目標を打ち出した。

 〇八年度で1・23%にとどまる日本男性の育休取得率について、自公政権は〇七年末に、一二年で5%、一七年で10%の目標を設定。鳩山政権でも二〇年に13%を目指す方向で議論が進んでおり、子育て支援を所管する厚労省が推進姿勢を鮮明にするのが狙い。

 ただ、長妻氏は毎週土曜日も基本的に役所に出勤して打ち合わせをしたり、現地視察に出掛けるだけに、目標達成の可否は長妻氏自身の働き方にも左右されそうだ。さらに、長妻氏の肝いりで策定された局ごとの組織目標では、政策統括官(労働担当)の部署が男性職員の育休の原則取得方針を打ち出した。

 

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