失言のブラウン首相、高級2紙も見放した
5月2日7時56分配信 産経新聞
【ロンドン=木村正人】6日の総選挙を前に、英高級紙2紙が1日、与党・労働党への支持を撤回し、二大政党制の打破を掲げる野党第二党・自由民主党や、世論調査で首位に立つ最大野党・保守党への支持を打ち出す社説を掲載した。長らく労働党を支持してきた高級紙ガーディアンは社説で、「ブラウン首相は英国の未来を描けず、議員経費乱脈で問われた政治改革を主導する能力も欠いた」とし、「本紙に1票があるなら、真っ先に自民党に投票する」と強調した。英紙が二大政党以外の政党を支持するのは異例だ。
ガーディアン紙は、自民党の減税策は公共サービスの切り捨てにつながると心配しつつも、同党が掲げる、候補者に優先順位を付けて投票する中選挙区導入を強く支持した。労働党のブレア前首相を支援してきたメディア王、ルパート・マードック氏傘下の大衆紙サンは昨年秋、労働党との絶縁を宣言したが、同傘下の高級紙タイムズも「保守党のキャメロン党首は英国を健全で力強い未来へ導く不屈の精神と判断力、個性をみせている」と称賛し、18年ぶりに保守党への投票を呼びかけた。英有力誌エコノミストも労働党支持を撤回し、保守党支持を表明している。
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ガーディアン紙は、自民党の減税策は公共サービスの切り捨てにつながると心配しつつも、同党が掲げる、候補者に優先順位を付けて投票する中選挙区導入を強く支持した。労働党のブレア前首相を支援してきたメディア王、ルパート・マードック氏傘下の大衆紙サンは昨年秋、労働党との絶縁を宣言したが、同傘下の高級紙タイムズも「保守党のキャメロン党首は英国を健全で力強い未来へ導く不屈の精神と判断力、個性をみせている」と称賛し、18年ぶりに保守党への投票を呼びかけた。英有力誌エコノミストも労働党支持を撤回し、保守党支持を表明している。
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最終更新:5月2日10時33分
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