高校6冠・大迫、KOデビュー 元王者の名護が判定で再起

2006年09月18日22時40分
高校6冠・大迫、KOデビュー 元王者の名護が判定で再起

 18日の坂田-孫戦前座でプロ初陣に臨んだアマ高校6冠の大迫亮(熊谷コサカ=19歳)は、ペットナムエーク・シットサイトン(タイ)を2度倒して3回1分26秒KO勝ち。またセミに出場した元日本S・フライ級王者の名護明彦(全日本パブリック)は斎藤憲一(協栄)に8回判定勝ちしている。(写真はデビュー戦KO勝ちの大迫)

 高校時代にウェルター~ミドル級で史上2人目となる6冠を達成した大迫は、S・ウェルター級6回戦でのデビュー。でっぷりとしたペットナムエークをスピーディーなジャブでけん制し、リターンの右で迎え撃つ。2回終了間際に右でダウンを奪うと、次の回にも同じく右で倒し試合を終わらせた。「まだ3ラウンドしか戦っていないので、6ラウンドを戦ったときにどうなるのか不安」とルーキーは殊勝に語った。
 セミの名護はダウンこそ奪えなかったが3-0で判定勝ち。激しく出入りする斎藤に対し、接近されると左右のボディー、離れると右フックを放って試合をリード。この日は雑なところも少なく、高吉勝之(協栄)にランクを奪われて以来の再起戦を飾った。