東海旅客鉄道(JR東海)は28日、東京―名古屋間で建設準備を進めているリニア中央新幹線の開業目標時期をこれまでの2025年から27年に延期すると発表した。従来計画は業績が好調だった07年12月に策定したが、08年秋以降の景気悪化で主力の東海道新幹線の旅客数が落ち込み、収益が悪化していることから計画を見直す。山田佳臣社長は「足元の収益状況を踏まえ、開業時期を延ばす」と話した。
JR東海は東京―名古屋間の2年延期とともに、東京―大阪間の開業目標を45年とすることも発表。5月10日に開催される国土交通省の交通政策審議会で新たな計画を説明し、14年度の着工を目指して準備を急ぐ。
JR東海は当初、1987年の民営化後、過去最高益をあげた07年度の鉄道収入の水準が平均的に続くとの前提でリニア計画を策定し、開業目標を25年に設定した。
だが、08年秋以降の景気悪化で鉄道収入が減少したのを受け、06~10年度の平均的な鉄道収入を新たな基準として計画を見直した。その結果、開業目標時期が2年ずれ込むことになった。
リニアを海外輸出する構想への影響については、山田社長は「全くない」と強調した。JR東海の葛西敬之会長は29日から約10日間訪米し、米国の運輸省関係者や鉄道事業者の幹部らと会い、リニアや新幹線の“トップセールス”を展開する予定だ。
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