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長谷川、右あご骨折判明…週明けにも入院し手術

敗戦から一夜明け、ファンとの記念撮影に納まる長谷川穂積(右)

◆ 王座陥落から一夜明け、山下会長が発表 ◆

 4月30日に行われた11度目の防衛戦で4回TKO負けし、王座陥落した前WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(29=真正)が、右アゴを骨折していたことが1日、分かった。真正ジムの山下正人会長(48)は「週明けにでも、入院して手術する」と話し、長期の戦線離脱は避けられない状況となった。

◆ 今後についてはGW明けに会見 ◆

 敗戦から一夜明け、山下会長から衝撃の事実が発表された。長谷川の骨折だ。

 「きのうの夜、病院に行ってCTを撮ったらアゴの骨がきれいに割れていた。右アゴの奥の下の方。週明けにでも神戸で入院して、手術する。治療に専念します。ゴールデンウイーク明けに、今後のことを含めて会見します」

 初回、モンティエルの左を食らった時点で、長谷川は違和感を覚えていた。試合後の控室でも「奥歯が痛い。1ラウンドでもらった一発です」と痛みを訴えていた。全治は不明で、きょうにも神戸市内の病院で精密検査を行う予定だ。厳しい現実の中、気丈に振る舞う前王者の姿だけが救いだった。

[ 2010年5月2日付 ]

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