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麻生前首相、鳩山政権を批判「外交で何がしたいのか」

2010年5月1日10時20分

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 【ワシントン=伊藤宏】訪米中の麻生太郎前首相は30日、ワシントン市内で記者団に対し、鳩山政権の外交姿勢について「政権交代が目的になっているところがあって、いま外交で何をしたいかが、正確にビジュアルできていない」と批判した。

 麻生氏は、日米両政府が、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設に合意した時の外相。この問題が決着しなかった場合には「現状の普天間が残ることになる。そういう結果を招いた責任は、(鳩山由紀夫首相が)ご自分で取ると思う」と述べ、首相は退陣すべきだとの考えを示唆した。

 麻生氏は、民主党の長島昭久防衛政務官ら超党派の議員らとともに、米戦略国際問題研究所(CSIS)が主催する日米関係のセミナーに出席するため、ワシントンを訪れている。

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