女優・森光子(89)が、5月5日放送の日本テレビ・読売系の特別番組「天才じゃなくても夢をつかめる10の法則PART2」(後7・56)に出演し、今年2月に主演舞台「放浪記」の5、6月公演の中止を発表して以来、初めてメディアに登場したことが30日、分かった。カメラの前で、日課にしているスクワットも元気いっぱいに披露。5月9日の90歳の誕生日を目前に、健在ぶりをアピールしている。
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久々にカメラの前に登場した森は、体調を心配する声を吹き飛ばすような“パワフルパフォーマンス”を繰り広げた。
「スクワットは今でもやってますよ。前は1日200回やってましたけど、今は100回に減っちゃいましたけどね」
特番のインタビュー収録は4月22日に行われた。冒頭で、薄いふじ色の着物に身を包んだ国民栄誉賞女優は突如、草履を脱ぎ捨てたという。
じゅうたんの上で足を踏ん張り、体を上下に1回、2回、3回…。スタッフが止めるまで、森は10回ほどスクワットを続けてみせて、「こういうのは(番組内でも)早めにやっていた方がいいんです」と何事もなかったかのように涼しげな表情を浮かべた。
番組では、放浪記2000回上演の偉業を達成した森の、芸能人生を紹介する。「今までで一番のご苦労は?」と聞かれると、「苦労は覚えていません。忘れちゃうんです。それが長く続ける秘けつかもしれません」と打ち明けた。
5月9日は90歳の誕生日。当初は「放浪記」のステージ上でメモリアルデーを迎えるはずが、無念の公演中止に。代替公演として、ジャニーズの歌手・内博貴(23)がコンサートを開催する。内は「森さんに来場して頂いて、お祝いしたい!!」と当日の“卒寿パーティー”熱望していたが、森は迷惑を掛けたこともあって、遠慮する意向を関係者に伝えている。