2つのベルトを掲げるくいしんぼう仮面=松下IMPホール
「大阪プロレス、11周年記念大会」(29日、松下IMPホール)
大阪お笑い選手権は、試合前の提案で「大阪名物世界一」のベルトも賭けられることになり、急きょダブルタイトルマッチとなった。
ゴングから、延々と相撲の動作を真似る2人。吉野レフェリーが業を煮やし「プロレスしろ!」とブチ切れると、場内は爆笑の渦と化した。しかし菊タローが上着を脱ぎ捨てると“本気モード”に。シャイニング・菊ザードをまともに食らい劣勢のくいしんぼう仮面だったが、ワンチャンスに必殺の関空トルネードを解禁。鮮やかな逆転勝利を収めた。
王座を陥落した菊タローは「(ベルトを)守っていってくれよ。大きい舞台で俺らの対決やろうやないか!」と宣言。かつて「初代えべっさん」として活躍した菊タローと、新王者くいしんぼう仮面の名勝負はまだまだ続きそうだ。
(2010年4月29日)