「WBC世界Sバンタム級タイトルマッチ」(30日、日本武道館)
王者・西岡利晃(帝拳)が“大人の対応”で挑戦者をあしらった。29日、両者55・3キロでパスした前日計量後の記念撮影で、挑戦者バルウェグ・バンゴヤン(フィリピン)が右アッパーを西岡のアゴに突き刺した。これを笑顔で流した西岡は右フックで応戦し、リラックスムードだった。挑戦者の先制攻撃に西岡は「若いですね。あのパンチは試合では入りませんよ」と余裕たっぷりだった。一方の挑戦者は「あのパンチはファンへのサービスだよ。明日はすごい試合になるというアピールだ」と不敵な笑みを浮かべた。
(2010年4月29日)