言葉の旅人

日本語、英語、フランス語を追いかける…猫語の達人!

意外な出来事の意外な記事

ノンセクション2010年05月01日 13:48 | フォルダ : 

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1日(土)晴れ

1面は本日も天皇賞です。
終面は沢尻エリカ。
ともに東スポ自信の本命記事!

で、意外なことが2件ありましたね。
その“2大事件”が4面のダブルトップになりました。

1件はタイガー・ウッズの予選落ち。
クェイルホロー選手権で、なんと8打足りず。
あるんですね、そんなことが。

で、もう1件は、そう、長谷川穂積のTKO負け。
一発のパンチで長谷川がフラフラッとして、
信じられない出来事が…。
少なくとも私には、あり得ない事が起きてしまいました。
で、さらに意外な展開に斬り込んでいるのが本日の本紙記事。
「長谷川TKO負けが呼ぶ、
 日本ボクシング開国」
え?負けたのに?何が開国なんだ?
長谷川が負けたという残念会的記事ではなくて、
それでどうなるか、という先読みの記事。
いい記事になっています。
ぜひ、読んでいただきたいものです。

ところで、昨30日、某デパートの北海道展へと行ってきました。
何か買いたくなるようなスイーツはないか、
とウロウロしていたら、
「ダンデライオン」なる大きな文字が目に飛び込んできました。
ダンデライオンは英語で、タンポポのこと。
で、よく見たら、ドーナツを売っている店名であることがわかりました。
ちゃんと英語でもDandelionと書かれていました。
扱っているのがドーナツ。スイーツ店のようです。
おいしそうなドーナツがぎっしり並んでいました。
タンポポよりも、ダンデライオンのほうが
お店の名前として響きがいいということでしょうか。
結構見ますね、ダンデライオン。
お菓子屋さんとかケーキ屋さんとか。
で、和英辞典でタンポポとひくとdandelionと出てきますが、
その語源はフランス語のdentdelion。
英語ではdanですがフランス語ではdent。
dent=歯
de=英語のof
lion=ライオン
つまり「ライオンの歯」という意味。
タンポポの葉がライオンの歯のようにギザギザしていることから、
ライオンの歯という語になったようです。
じゃあ、和仏辞典でタンポポとひくとどうなるか。
先日ここで書いたpissenlit(寝小便)と出ています。
日本では英語のダンデライオンが使われ、
英語圏ではフランス語から来た外来語が使われ、
語源となっているフランスでは別な語が使われる。
ま、なんというか、外来語って面白いですね。

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町田忠のプロフィル 執行役員専門委員。競馬記者10年を経て校閲担当25年超。文字と言葉の魅力に取りつかれて言葉の世界をふ
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