「いつか世界一周をしてみたい」
大手町・丸の内・有楽町エリアで働く人たちを、リレー形式で紹介するコーナー「丸の内Who’s Who」。今回は、前回の豊田さんと同じオプトに勤務される、佐藤悠太さんが登場。豊田さんとは同期入社だそうです。
- まずは、仕事について教えてください。
- 今年の夏に、新規営業から既存営業に異動したばかりです。自分では新規営業のほうが向いていると思っていましたが、今は担当するクライアントとじっくり向き合って、よりよい関係を築いていくことにやりがいを感じています。まだ慣れないことも多いので日々勉強中ですが、いつもクライアントのことだけを考えているので、思い入れがあります。これからも、先方の会社の社員になったつもりで取り組んでいきたいですね。
- プライベートはどのように過ごされていますか。
- 平均して11時半〜12時まで仕事をしていますが、早めに終わった日はよく飲みに行きます。たまたま自宅の近くに住んでいる、地元の友人や会社の同期と一緒に行くことが多いですね。入社と同時に厚木の実家を出て、ひとり暮らしを始めたので、休みの日の午前中は家事を一気に片づけています。家でひとりで酒を飲みながら、本を読むのも好きですね。いつも3冊くらいは並行して読んでいます。
- 最近読んだ中でおすすめの本はありますか。
- 1冊は「競馬のツボ」。もともと馬が好きなんです。厩務員と馬との間には濃密なドラマがあって、育て方によって馬の態度が全然違うのがおもしろい。いずれは競馬界に携わる仕事をしてみたいと思っています。いちばんいいのは馬主になることですけれど(笑)。もう1冊は、「戦争広告代理店」。ボスニア紛争での情報操作に、アメリカのPR企業が絡んでいたというドキュメンタリーです。広告には、世界世論を操作するだけの力があるということを改めて思い知りました。
- 趣味で続けていらっしゃることや、これから始めたいことは?
- 大学時代は、ストリートダンスの活動に熱中していました。年に一度、合計2000人の観客を集めて行う公演で、舞台に立つのは気持ちよかったですね。高校時代は「いきものがかり」のメンバーと一緒にバンドを組んで、ドラムをやっていました。ダンスもドラムも、最近になって少しずつ再開しようとしているところです。
- 将来の夢を教えてください。
- 海外へ行きたいですね。できれば世界一周をしてみたい。ひとり旅が好きで、学生時代はバイトをしてはよくあちこちへ旅行していました。アメリカ、タイ、ラオス、ミャンマー、ヨーロッパ…イギリスには1カ月くらいいたこともあります。とくに印象に残っているのはニューヨーク。次に旅行するなら、オーロラを見に行きたいですね。
- ひとりで旅をすると、現地の人との出会いがありそうですね。
- 最近もひとりで韓国へ行ってきました。日本のスキー場で、偶然リフトで隣り合わせになった同世代の韓国人が、国へ帰るところだと聞いて。ちょうどその週末に休暇を取っていたので、じゃあ行くよ、と。ソウルでは、彼が住んでいる高層マンションに泊めてもらって、観光名所や行きつけの店へ案内してもらって…。そういうこともたまにはありますが、いつもは帰りの航空券だけを持って宿をとらずに出かけるので、劣悪な環境にも慣れてはいます。
- その様子では、ご結婚はまだまだ先でしょうか。
- 自分の人生についてきてくれる人となら今すぐ結婚してもいいと思っていますが、一緒に世界一周の旅ができるくらいのバイタリティがないと、もたないかもしれない。基本的に、ヒマでいるのがきらいなんです。人生でやりたいことは、早めにパパッとやってしまいたい。学生時代からそうでしたが、家でボーッとしている日が月に1回もあれば、あとは休みはいらないくらいです。
- 最後に、「これがなくては生きていけない」と思うものは何ですか。
- 無償の愛=i笑)。相手にそれを求めるわけではなくて、自分自身にいつもそういう気持ちを持っていなければと言い聞かせています。根がワガママなのか、つい自己中心的になってしまうので。仕事でも恋愛でも、見返りを求めない心を大事にしたいですね。
バンドにダンス、馬に読書、それに海外へのひとり旅…と次々に話題が溢れてくる佐藤さん。思い立ったら「パパッと」やってみる。その行動力、ぜひ見習いたいものです。(取材/林)
[2008.09.26]