2009年04月17日

ロースペック機にLinuxを入れて地デジ録画(MonsterTV HDUS)〜(2)HDUS関連アプリをmake

(1)PCのセットアップ
(2)HDUS関連アプリをmake ←今ココ
(3)カードリーダー導入、そして録画へ…

基本的にはこことかここでまとめられているとおりに進めればOK。一応手順をまとめておく。

私の手持ちのHDUSはいわゆる「未対策版」なので、HDUSでも改造版/対策版(HDUSF)の場合は手順が違うかもしれない。悪しからず。

追記:ご案内

こういう話があるようなので、関係各位にご迷惑をお掛けしないよう、一部内容を書き換えた。

用意するもの (2009年4月現在)

(略)

インストールが必要なDebianパッケージ

最小限のものしか入れたくなかったので、「とりあえずmake→エラー終了するのでメッセージを見て足りないパッケージをインストール→またmake」…というループを繰り返して最終的に必要だったのは以下パッケージ。「aptitude install 〜」で入れる。

  • patch
  • make
  • g++
  • pkg-config
  • libboost-dev
  • libglib2.0-dev
  • libpcsclite-dev
  • libusb-dev

録画アプリ(recfriio)のmake

Friio用の録画アプリにパッチを当てる。
(略)

このままmakeしたら次のようなエラーが出た。
Udp.cpp:33: error: 'memset' was not declared in this scope
Udp.cppの頭に下記1行を追加すればよいらしい。

#include <string.h>

実行ファイル recfriio ができれば完了。make install は用意されてないので、自分でrecfriioファイルを好きなところにコピー。

関係アプリのmake・動作確認

(略)

recfriioの動作確認

recfriioは次のように使う。
(略)

チャンネルは「リモコン番号」ではなく「物理チャンネル(UHFのチャンネル)」で指定。たとえば東京だと以下。(全国のチャンネル番号のリストは、たとえばマスプロ電工のサイトなどを参照)

放送局(リモコン番号)物理チャンネル
NHK総合(1)27
NHK教育(2)26
日本テレビ(4)25
テレビ朝日(5)24
TBS(6)22
テレビ東京(7)23
フジテレビ(8)21
東京MX(9)20
放送大学(12)28

では受信実験。
(略)

CNR(CN比)や Signal levelにそれっぽい数字が出ていれば大丈夫。いちおう出力されたファイルを確認。

$ ls -l
(略)
-rw-r--r-- 1 root root 15663062 Apr 16 23:38 test.ts

8.753616秒録って15,663,062バイト(およそ15MB)。約14Mbpsという計算になる。

ちなみに、ちゃんと電波を受信できてないと次のようになってしまう。
(略)

$ ls -l
(略)
-rw-r--r-- 1 root root        0 Apr 16 23:38 test2.ts

CN比も信号レベルもなし、ファイルも0バイト。考えられる原因をいくつか挙げてみる。

  • 物理チャンネルが間違っている
  • 深夜などでそもそも放送していない
  • アンテナケーブルがちゃんと挿さってない
    →壁のコンセントからHDUSまでの経路を確認。

まだ続く

またも長くなってしまったので、カードリーダーを導入してB25デコードを行うのは)次回に。

(1)PCのセットアップ
(2)HDUS関連アプリをmake ←今ココ
(3)カードリーダー導入、そして録画へ…



sakuranomorino at 01:31│Comments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!HDUS | Linux

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この記事へのコメント

1. Posted by としあき   2009年05月16日 02:22
HDUS を使った録画サーバを作ろうと考えているのですが、大変参考になりました.
ありがとうございます.

ごく些細なことですが recfriio を make するときに boost/thread.hpp がないといわれました.
libboost-thread-dev パッケージに入っていました.
私の環境が amd64 だからかもしれませんが、一応コメントしておきますね.

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