呉市の音戸の瀬戸で1日、「渡船まつり」が初めて開かれた。日本一短い定期航路「音戸渡船」のPRを狙い、住民でつくる音戸町まちづくり協議会が主催した。約300人が体験乗船などを楽しんだ。
渡船は通常、音戸町と呉市警固屋地区を隔てる音戸の瀬戸の約120メートルを往復する。この日の体験乗船は特別に、音戸大橋の下をくぐる約10分間の遊覧コースで4便を運航した。音戸側から渡船で対岸の音戸の瀬戸公園に渡り、約2・5キロを歩くウオーキング大会も開催した。
岡山市北区から祖父母宅に来て、初めて渡船に乗った中田滋人君(8)は「海の風が気持ち良かった」と喜んでいた。
【写真説明】音戸渡船の体験乗船で、音戸大橋付近の景色を楽しむ乗客
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