堀江被告:三線など差し押さえ「何でこんなことに」 

2010年3月10日 21時45分 更新:3月11日 0時41分

堀江貴文被告
堀江貴文被告

 09年5月の東京地裁判決で約76億円の賠償を命じられたライブドア(現LDH)元社長、堀江貴文被告(37)=粉飾決算事件で上告中=が10日、東京・六本木ヒルズの自宅にあるゴルフバッグなど5点(時価約33万5000円相当)を地裁に差し押さえられた。原告株主の申し立てによるもので、堀江元社長は「何でこんなことになるの」と不満そうだったという。

 堀江元社長は株主約3300人らから損害賠償訴訟を起こされ、約半数と和解したが、残る約1700人と東京高裁で係争中。地裁判決に確定前でも強制執行できる「仮執行宣言」が付いたため、係争中の6人が3日に執行を申し立てていた。

 差し押さえられたのは、ほかにワインセラー、テレビ、三線、シアターシステム。立ち会った原告側弁護士によると、執行官が入った後に堀江元社長は帰宅し「LDHから取ればいいじゃないですか」と怒ったという。差し押さえ品は競売されることになるが、堀江元社長は執行停止を申し立てる見込み。【伊藤一郎】

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