元阪急電鉄社長、小林公平氏が死去

　元阪急電鉄社長の小林公平氏が１日、肺炎で死去した。８２歳だった。

　阪急電鉄の実質的な創業者である小林一三氏の３男・米三氏（同電鉄元社長）の婿養子で、１９８７〜９３年に社長、９３〜２００３年に会長を務め、阪急・東宝グループの総帥としてグループ力の強化を図った。

　７４〜８０年、８４〜８５年の２度にわたり宝塚歌劇団理事長も兼任し、７９年に大ヒットした「ベルサイユのばら」の初演をはじめ、次々にヒット作を上演した。

　一方で、８８年にはプロ野球チーム「阪急ブレーブス」をオリックスに売却することを決めた。

　告別式は密葬として、３日午前１１時、兵庫県西宮市高畑町２の２５、エテルノ西宮。喪主は長男、公一氏。