このため、露出を控える方針に転換。これまで必ず同伴していた外遊は、4月半ばの核保安サミット(米国)には行かなかった。手をつないで政府専用機に乗り込む姿が恒例だったが、「『いちゃいちゃして』という批判もある。普天間で覚悟を示さないといけない時期だけに遠慮してもらった」(周辺)。
17日に首相主催で開いた「桜を見る会」でも、首相とともに壇上で目立つのを避けた。首相が芸能人やスポーツ選手と会話を交わすときも、少し離れたところに。幸夫人をよく知る首相周辺は「ずっと控えめにしていた」と驚く。
反対に、首相を気遣う人たちに、幸夫人は内々に「(夫は)大丈夫です」と明るく振る舞うように。首相周辺は「今は裏方に徹して夫を支える時期だと思っているのだろう」と胸の内を推し量る。(岡本智)