ここから本文エリア 現在位置:asahi.com> マイタウン> 北海道> 記事 北教組OB、現役に「喝」2010年05月01日 ■「政治資金問題説明を」「特定政党支持やめよ」 北海道教職員組合(北教組)による違法献金事件を受けて道教委が進める教職員の服務規律調査に対し、中止を求める声が労働団体や弁護士団体から相次いでいる。そんな中、北教組OBが30日、中止を求めるアピールを表明。あわせて北教組執行部に対し「自ら事件の真相を究明し、道民の信頼を取り戻せ」と強く求めた。北教組本部にアピール文を郵送するという。 声をあげたのは元北教組の組合員で、北教組本部の役員選挙に立候補した経験のある退職教員6人。2人が30日に札幌市内で記者会見し、「調査は法に照らして許されるものではない」などと述べた。 同時に、北教組執行部に対しても厳しく注文。現在、道教育大札幌校で非常勤講師を務める谷光さんは「調査は北教組事件に便乗したものだが、発端になった北教組自身が疑惑解明のための説明責任を果たしていない」と指摘。さらに「これまで北教組は、選挙のたびに特定政党支持を決め、カンパなどを押しつけてきた」とし、特定政党の支持をやめるよう訴えた。 北教組は今回の調査について公式にコメントしていない。会見した境悠紀子さんは「組合員のためにも北教組が声をあげるべきだ。そのためにも、政治資金問題について明確な説明が必要」と話した。
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