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月山で行方不明男性を救助

2010年05月01日 13:53
雪上車に乗り込み、捜索に向かう寒河江署員ら=1日午前6時20分ごろ、西川町月山沢
雪上車に乗り込み、捜索に向かう寒河江署員ら=1日午前6時20分ごろ、西川町月山沢
 月山に登山に出掛けたまま行方が分からなくなっていた東京都港区虎ノ門、弁護士植西剛史さん(66)は1日午前8時20分ごろ、携帯電話で連絡が取れて無事が確認された。本人から電話を受けた東京都内の友人が寒河江署に知らせた。植西さんが持っていった衛星利用測位システム(GPS)に基づき捜索活動が行われ、同正午すぎ、救助された。

 新庄、寒河江両署などによると、植西さんは前日の30日午前5時45分ごろ、西川町志津のロッジを出発。念仏ケ原を通り、大蔵村肘折へ下る予定だったが、道に迷い、簡易テントで一夜を過ごしたらしい。救助され、「ひざが痛い」と話しているものの、1人で歩くことができ、大きなけがなどはないという。

 捜索は1日午前6時20分ごろ、地元の山岳遭難救助隊と寒河江署員の計9人が西川町の月山スキー場付近から山中を目指した。県警ヘリ「がっさん」も出動したが、悪天候のためいったん引き返した。本人には移動しないよう伝えており、天候の回復具合を見ながら救助活動を進めた。
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