ゲーム会社多種多様

濃い情報の多い由希によるゲームブログ

KOF2002UMが何故SYSTEMBOARD Y2になったのか

2009-06-15 00:00:00 | ゲーム考察
倒産後、SNKの跡を継いだSNKPLAYMOREは引き続きMVS(NEOGEO)基板を採用していました。
ですが、さすがにコピー問題の対処に限界が来たことと、性能が古すぎるということでついにSNK
PLAYMOREは基板を変更します。そこで採用されたのが当時サミーが開発したATOMISWAVEです。
ATOMISWAVEはセガのドリームキャストのチップを流用した基板で性能はNAOMIに近く、ROMで
あったことからMVSを採用していたSNKPLAYMOREにとっては扱いやすい基板でした。　そこで
SNKPLAYMOREは数点の作品を提供します。
ですが、2D部分がNAOMI基板より弱いというSNKPLAYMOREにとって致命的な弱点もありロード時間
から色々な部分で苦労したようです。その後サミーがアーケード事業からの撤退を発表し、その流れで
SNKPLAYMOREもメタルスラッグ6を最後に開発を終了します。

次にSNKPLAYMOREが選んだ基板はセガのものではなくタイトーのTYPE Xシリーズでした。この基板は
Windowsで動いており開発が簡単な事が一番の決め手になったと思われます。そして現在もTYPE X、
TYPE X2で作品を出しています。
・サムライスピリッツ閃
・THE KING OF FIGHTERS XII
が有名です。

ですが、最近になってSNKPLAYMOREは更に新たな基板を採用してきました。それが今回の題目でもある
SYSTEM BOARD Y2という基板です。

今回のSYSTEM BOARD Y2はSIエレクトロニクス社による基板でPCベースにより簡単に開発できるように
考慮されています。そしてアジア市場にも売り出せる程の低価格が武器です。この低価格が決め手に
なりました。アジア市場は元々旧SNKが得意だった市場で、現在もゲームセンターにはMVSが立ち並んで
います。このアジアへの出荷が実際に開始されているということで、当時アジアの覇者だったSNKの流れ
を持つSNKPLAYMOREが参入するのは必然だったと言えるでしょう。実際既に
・THE KING OF FIGHTERS 2002 UM
は海外で稼動していて、日本に逆輸入するというスタンスを取っています。

これからは国内のHD向けの主力となる作品はタイトーのTYPE Xで、アジア市場でのヒットを狙った作品は
SYSTEM BOARD Y2で…と二本柱でSNKPLAYMOREは開発していくと思われます。

もしかしたらアジア市場でヒットした風雲の新作を逆輸入の形で見れる日が来るかもしれませんね。(ぇ)
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海外ゲームが批判される理由

2009-03-27 00:04:55 | ゲーム考察
日本の作品と海外の作品…実際はリアルさを追求した結果の違いなだけだと思います。
グラフィックの進歩によって日本と海外は見た目こそ一緒だが別々の道を歩んでいると言えます。
海外は特に演出等のリアルを追求する。
ゲーム内のキャラが如何に現実と同じな動きをするかを追求してるように思えます。
その結果、キャラクター等のグラフィックも進化しているのかと思います。
それと同時にプレイヤーに快適に遊べる環境の構築を重視します。
操作にストレスを与えるような事はまずしません。
これが日本においての洋ゲーと呼ばれるジャンルです。

日本は逆にグラフィックとストーリーを良くすることばかりを考えてるようです。
とにかくグラフィックを綺麗にし、その作品の世界観やコンセプトに重点を置きます。
それで妙に操作感覚が悪いもしくは気が利いてないシステムだったりすることが多いです。
世界観を構築してしまってそこにプレイヤーを引き込ませようとします。

そして日本はこの日本タイプの作品に慣れ親しみすぎてこれが当たり前という考え方になっているのかと思います。
この点に関しては海外も一緒で、海外の人もその自国のゲームのスタイルに慣れ親しんでるのもあって日本のゲームが海外で売れません。
今まで両国は交わることはありませんでした。
自分の国の作品だけで充分作品数もあるし、困ることはなかったからです。
ですが、ついに交わる時代が来てしまいました。

HD画質が基準になりハード性能も格段に上がった現代では開発費が高騰し、１本１本が売れないと倒産しかねない状態に追い込まれました。
そこで各国は自分の国だけではなく他国でも売れるようにとローカライズするようになり、こうして目立つようになってきたわけです。
あと総合的に出ている本数も少ないですよね。
DSのソフト量がいつものPS2までの状態と取れるのでそれと比較すると遥かに少ないのが感じ取れると思います。
こういった環境の変化もあって洋ゲーが話題になりやすくなったんです。

洋ゲーなんてムービー少ないですよ。
ゲームプレイ中にどう映画のような臨場感を出すか頑張ってるような気がします。
出演させるようなゲームを目指してるといいますか。
日本はどちらかというと視聴者って感じがします。
剣で攻撃されたら現実なら普通切れるでしょう？
ショットガンを至近距離で撃たれたらその部分吹き飛ぶでしょう？
ただ海外はそれを表現しているだけなんだと思います。
もしゼルダが海外の作品だったらリンクの一振りで相手が真っ二つになるでしょう。
わざとグロ表現にしているわけではないということをただ闇雲にグロだからと批判だけしている人には理解して頂きたい。

表現はどうであれ、ゲームの内容は別問題だと思うんです。
是非機会があったらやってみてください。
もう日本と海外のゲーム技術や作りこみ、楽しさに差はないと思います。
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スクウェア・エニックスによるタイトー吸収の弊害

2009-02-01 01:57:19 | ゲーム考察
当初は合併の話で進められていました。
実際合併するという方針で記事になっていたと思われます。
その合併方法で、何が一番簡単にできるか考えた末、タイトーを吸収、解体後に
スクウェア・エニックスの子会社を存続会社にしてその会社名をタイトーにする
というものでした。
とりあえず吸収という形でタイトーを取り込んだ後、スクウェア、エニックス、
タイトーの持ち株会社(会社名未定)を作り、３社を子会社化する予定でした。

結局現在はスクウェア・エニックス・ホールディングスを筆頭にスクウェア・エ
ニックス、タイトーがいる形になっています。
親会社の名前が不憫でなりません。
その後タイトー内でいろいろあったのでしょう。
実際タイトーの方が事業の展開は大きく、元々会社規模も大きい会社です。
知名度こそ最近はコンシューマ業界が圧倒的ということもありコンシューマの勇
であるスクウェア・エニックスの方が大きいですが、タイトー側は納得いかない
ものがあるでしょう。

それに対してスクウェア・エニックスは先手を打ちます。
それは現タイトー社長の交代です。
スクウェア・エニックスの和田洋一氏が着き、西垣保男氏は会長に追いやられて
しまいました。
これによりタイトーの行動は抑制されてしまったとも言えます。
ＳＮＫがアルゼの子会社になり岡田氏がＳＮＫの社長になったのと同じ状況です
。

これによりアーケード業界は揺れました。
買収後にアミューズメント関係の経営方針を変えられた事で、代行販売を行う事
がなくなってしまったのです。
この時点で契約をしていた大量のアーケードメーカーが路頭に迷う自体になって
しまったのです。

アルファシステムは家庭用の販売元を探し、アークシステムワークスに変更を余
儀なくされました。
タイトーと関係がかなり深い企業の１つであった為、キャラクターの結城小夜、
エミリオ等のタイトーコンパチキャラはなんとか出演できたものの、PC版以外の
移植には時間を要してしまいました。
中でもクロスノーツ彩京はその影響を一番に受けた企業で、ホットギミック５が
お蔵入りになってしまう事態になってしまいました。
それに対するスクウェア・エニックスの対応等はもちろんなく、スクウェア・エ
ニックスにとって利益に繋がりにくい中小企業はどうでもいいってことでしょう
か。
クロスノーツ彩京現在ホームページも更新停止しており、タイトー基板で予定さ
れていた新作シューティングも発表されず、心配です。
クロスノーツ彩京はタイトーにPS2の移植作品も頼んでいたので相当ショックだっ
たでしょうね。
ケイブは家庭用の販売をタイトーが請け負ってくれていたのですが、破棄になっ
たということで、現在は元々請け負っていたAMIに戻りました。
ＳＮＫプレイモアは基板を使うパートナー企業なので問題ありません。

更に版権管理までスクウェア・エニックスは統制するようになり、ほぼ完成して
いた奇々怪界２も中止になりました。
確かに奇々怪界２のできは駄目だったのでしょうが(雪ん娘大旋風やった感想的に)
、発売直前で止められるのはきついです。
今後アルトロンやスターフィッシュが関わる事もないでしょう。

今ではタイトーはゲーム制作もほとんどできないセガに対抗できないメーカーに
落ちてしまいました。
合併するまでは
「馬鹿で斬新でマニアック」
「超一流のB級」
「時代の先を行き過ぎている」
「独自性・挑戦精神・開拓精神に溢れすぎて革新的」
という「セガテイスト」に対抗できる素敵な作品を競っていた会社なだけに今の
姿は引退後みたいで悲しいです。

ですが、アルゼ内のアドアーズの例(株を買い独立)もありますので、いつかタイ
トーがスクウェア・エニックスから外れる可能性だってあると思います。
いつかそうなる日を信じて自分はタイトーを応援します。
そしたら是非ナムコやセガと競ってゲームを出してください。
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スーパーカネコノバシステムについて

2009-01-28 01:00:49 | ゲーム考察
ネオジオの市場を奪い取る為にカネコ開発されていた新しい基板です。

ROM交換できるように設計されており、レンダリングとポリゴン表示を同じボードで効率的にできるようになっていたそうです。

1994年に開発開始したとされています。

SH-2関連の開発が遅れ、それを完成させないまま開発を担当していた日立グループは仕事を終わらせないまま放棄し、残りをカネコ自社で残りを開発して結局出たのは1996年。

その頃には既にセガのST-V、タイトーのFXシステム(G-NET)等の展開が始まっておりサードの参入は期待できませんでした。

カネコは自社でソフトウェアを提供していきますが、ヒット作に恵まれず終焉を迎えます。

この事は現在カネコは日立を相手に裁判中です。

これを詳しく話すには当時のカネコと日立の人事の話をしなければなりません。

当時詳しい事実はわかりませんが、金子氏は日立の方と面識があったようで、スーパーカネコノバシステムの売り込みを薦められました。

金子氏は日立にスーパーカネコノバシステムの売り込みを行いました。

その評価は概ね好評で開発の協力を約束してくれたと言います。

その中でも社長である金子氏は技術者としても優秀だったのでその効率を良くする為に、日立の社員が社内業務を行い、金子氏は開発に赴くという提案を出されます。

人の良い金子氏はそれを受け入れてしまいます。

そんな中で金子氏は自社のベースを開発し、核となる32ビットRISC CPUのSH-2周りの完成を心待ちにしていました。

ですが、いつまでたってもできず、渡されたものは本来の力の五分の一程度の力しか出ないものでした。

金子氏は日立ソフトの責任者に改善を要求しますが、日立グループ他社への委託切り替えや技術者の変更はさせてもらえませんでした。

日立マイコン等に発注したそのハードウェアは早くに完成しますが、相変わらずソフトウェアは完成しません。
それを疑問に思った金子氏は、日立マイコン等の優秀な技術者にソフトの遅れについて相談して事実を知ります。

そこで開発に回されていたのは派遣会社だからそんな優秀な人材はいないという事を知らされます。

さて、何故このような事態になってしまったのでしょうか。

実はSH-2の開発や対応は別の所で急ピッチで作業を進められていました。

同じ1994年に発売されたセガサターンの為にSH-2を開発する事になっていたのでおそらく後回しにされたのでしょうね。

セガとカネコ、どちらが先に話を持ち込んだのかは定かではありませんが、事業的にも相手にする企業としてもセガを優先したのでしょう。

しかも１台に２基搭載することも決まっており、その２つの核を制御する機構も作らなくなった為に後回しどころか、元から完成させる気はなかったものと思われます。

ちなみに同じセガのST-V基板にもSH-2が利用されております。

さて他にも日立の人事等いろいろ問題はあったのですが、それは会社の話で基板の話とは遠いので省略します。

もしこの基板が1994年の12月に間に合っていれば確かにカネコにとってはいい事になっていたと思います。

サードパーティで数社は取れたかと思います。

逆にカネコ自身にはそこまで誇れる作品を所持していなかった為それが頼りだったものと思われます。

大江戸ファイトやギャルズパニックではちょっと無理がありますし、知名度もそこまで高くない会社です。

なのでこの2年という大幅な遅れは大問題です。

ちなみに現在は金子氏一人で日立グループ相手に戦っておられるようです。

早く解決してカネコの新作ゲームを見たいですね。
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アルゼのぷらっとネット撤退

2009-01-25 01:34:47 | ゲーム考察
アルゼは元々ユニバーサルという名前の会社でその頃はアーケード事業を展開していた会社です。
2000年代も中盤にさしかかる頃、ぷらっとネットというオンライン機能を生かした事業を軸に参入を発表します。

セタ、ビスコのアレック６４基板を再利用したアーケードゲーム

ドンちゃんパズル 花火でドーン！
タワー＆シャフト
くるくるフィーバー

ぷらっとネットを利用したオンラインアーケードゲーム

日本ファルコムの資料(pdf注意)

AP-3基板(Linux)

雀聖道
バトルマリンアーケード
TypeTunes
ダイダロスの迷宮
VMJAPAN 〜幻符乱戦記〜
ソーサリアン レジェンド
イース アーケード
ザナドゥ アーケード

筐体
スリムストリート筐体等

実際アドアーズで行われたロケテストも人気がありました。
…中にはTypeTunesのように難易度が高すぎて話にならないというのもありましたが、雀聖道やバトルマリンはそれなりの支持を獲得してましたね。
ダイダロスの迷宮はデータ読み込みにフィギュアを使うという新しい試みを取り入れてました。
実際AOU等で大盛況で早い発売が期待されました。
ですが、どれもロケテスト止まりで無期限停止になっており、実質撤退しております。

何があったのでしょうか？
多くは語られませんが、この不可解な撤退について色々と考えてみたいと思います。
個人や一部中小企業以外でゲームセンターを経営する企業は大体決まっています。
セガ(GiGO等)
タイトー(多彩、現在はTAITO STATIONにほぼ名称統一)
ナムコ(ナムコランド、複合施設ナンジャタウン等)
アトラス(ムー大陸、ゲームパニック)
アドアーズ(アドアーズ等)
です。

ここからは憶測になりますが、これらの企業から仲間はずれにされた可能性があります。
そうなると結局稼動できるのはオンラインを引くのが難しい(というか規模が大きいものが少ない)小規模のゲームセンターかアルゼ直営のアドアーズのみになります。
全国にあるゲームセンターの立地条件のいい場所を陣取っているのはほとんどセガ、タイトー、ナムコです。
これらから無視されたらどうなりますか？

では何故そんな周りに敵だらけの状態になったのでしょうか。
ここでSNKやサミー、セガ、コナミの名前が挙がってきます。
まずSNKは現在こそ小規模な企業ですが、倒産する前はアーケードの代表格でした。
JAMMAというアーケードの協定でDATAEASTと並ぶ大御所です。
子会社を大量に抱え、海外にも3D研究施設を作ったりとカプコンよりも大規模な企業になっていました。
ですが多角経営が災いして一気に倒産危機に陥ります。
その後、アルゼに吸収されますが最終的に倒産します。(アルゼ、SNKに関しては別の機会に書きます。)
この前後よりアルゼとSNKの関係は最悪なものとなります。

サミーとアルゼは昔から犬猿の仲で、同じパチスロ業界でも特許の取り合い、場所の取り合いばかりしておりました。
SNKを吸収したことによって始めたネオジオポケットもサミーが関わっていたワンダースワンと衝突しておりました。
いわゆる代理戦争、冷戦の時代の幕開けです。
但しこの頃にはもう任天堂のゲームボーイシリーズが圧倒的であり、アルゼはパチスロシュミレーターを出すに留まり、サミーも周辺機器と一部ソフトを出すまでに留まりました。
SNKを潰しはしましたが、SNKの狡猾な戦略によりまんまと権利を取れなかったアルゼは本格的にアーケード業界への進出(帰還)を考えます。

サミーも同時期にギルティギア等をもってアーケードへと参入します。
アルゼがシャドウハーツ等本格的にコンシューマに参入したのに合わせてコンシューマにも参入しています。
そして大川氏を失いCSKに見放されたセガを吸収します。
更にアルゼに対して同じく敵対しているSNKの後継企業プレイモアと同盟を組みます。
これによりセガもこちら側に立つことになります。

コナミはアミューズメント施設からは撤退していました。
ですが、麻雀格闘倶楽部のコナミも非常に内容と取り込むユーザーが近い雀聖道は気に食わないし、かといって何か穴を見つけて裁判を起こしても巨大企業アルゼ相手にはまず勝てない。
タイトーは細々とやってたみたいですが、何かしらの接触はあったのでしょうね。
じゃないとMOSS経由とはいえセガのNAOMI基板でタイトーロゴが表示されるパズルボブルが出たり、アイキ経由とはいえSNKのMVSに出したりしないと思います。
アルゼという金銭的にも政治的にも強い企業にゲーム業界に参入されては困ると思ったのでしょうか。

アルゼ、アドアーズ、セタ

の３社と

セガ、サミー、カプコン、タイトー、ナムコ、コナミ、プレイモア、エイブル

の連合軍の対峙という最悪な形になってしまいました。
但し積極的だったのはセガ、サミー、コナミ、プレイモアのみで、サミーvs.カプコンを作ることになったカプコンは立場上仕方なく、ナムコ、タイトーは静観だったと思われます。
AOUショーでのアピール合戦も凄いものでした。
あの短期間であの大型のオンラインゲームを何本も発表し、そのほとんどがプレイアブルになっているのも衝撃でした。
技術力でも会社規模でもセガやタイトー、ナムコを凌駕していたと思われます。
ロケテストも順調でいざ稼動を考えたことでしょう。
そこで問題が発生するわけです。

置いてもらえない。

有力な場所にあるゲームセンターのほとんどはアーケード業界の３社、タイトー、セガ、ナムコが取り仕切っており、アルゼの営業は門前払いされたことでしょう。
プレイモアも信じられないことに業界関係者にアルゼを中傷している本を配り歩いていたということもあり、全然駄目だったと思われます。
相当悔しかったでしょうね…想像できますか？
三国志大戦等のセガのゲーム、悠久の車輪等のタイトーのゲーム、アイドルマスター等のナムコのゲームはそのゲーセンに関係なく置いてありますよね。
そんな当たり前の事さえアルゼはさせてもらえなかったんです。
こういう世間的な風もあり日本ファルコムやアルゼは泣く泣く断念したのでしょう。
その後、パチスロメタルスラッグで参入しようとしたプレイモアにその仕返しをしたのでしょうね。(あれもかなり大人気ないですが)
確かにアドアーズ全店だけじゃ何にもなりませんからね。

ですが、これは本当に良くないことです。
確かに脅威になるかもしれまんし、サミーとSNKプレイモアの気持ちもわからなくもないですが、競争社会においてこういった事は絶対起こってはならないと思います。
もしアルゼの作品が稼動していたら…もっと素晴らしいアーケード産業になっていたかもしれません。
セガ、アルゼ、タイトー、ナムコ、コナミによるアーケードオンラインゲームの開拓史も見たかった。
あれだけの技術力があるのですから凄い事になったでしょうね。
実際ニンテンドーDSの同時発売に「頭脳に汗かくゲームシリーズ！Vol.1
COOL104JOKER&SETLINE
」を出しています。
三国志大戦なんかじゃ刺激にならない位の別の未来があったものと思われます。
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アルゼの迷走

2009-01-25 01:34:26 | ゲーム考察
カリスマ岡田和生会長によるワンマン経営によって発展した同企業ですが、最近は裏目に出始めております。
昔はそのパイプを利用しての経営によりどんどん業種を拡大、会社規模も増大していきましたが、ことごとく失敗し社員流出を起こしています。
その中で、ゲームに関するものだけ書いていきます。

まず突拍子のない人事異動や経営方針の変更があります。
それにより初期のスタッフはほとんどテクモに移籍してしまいましたと言われています。
次にもう一回アミューズメント業界で活躍しようとNMK、UPLという会社を作りました。
それらもあまり長く続かず倒産してしまいます。

次にまたゲーム事業を本格的にしようと考え、セタ、シグマ(後のアドアーズ)、SNKを買収し、人材を取り入れ積極的に活動開始します。
岡田和生社長と川崎英吉社長は昔からの知り合いという事もあって、多角経営で苦しむSNKを助ける形で子会社化します。
川崎英吉氏がおいしい話しか受け入れない岡田和生氏をうまく丸め込ませる為に本来の借金の量とは違う提示をしたとも言われていますが、詳細はわかりません。
子会社化した後債務の量が言われてた以上に膨れ上がるSNKに悩んだ岡田和生氏は方針転換をします。

潰して権利と社員をアルゼに入れてしまうという方法です。

SNKへのライセンスを払わずパチスロのサムライスピリッツを作ったり、SNK社員に作らせたクレイジーレーサー等の報酬を踏み倒し、そのまま潰してしまいました。
確かに多角経営で借金まみれになったSNKとはいえ、この扱いはSNKにとって悔しかったと思います。
その後プレイモアという会社がSNKの権利を獲得することに成功します。

力を蓄えたアルゼはこの後またコンシューマとアーケードへの参入（アルゼのぷらっとネット撤退参照）を果たします。
しかし力を発揮せずに撤退という一番悔しい形でアーケードは撤退します。
コンシューマはシャドウハーツがある程度有名になりますが、それ以外で成功もせず、ニンテンドーDSの「頭脳に汗かくゲームシリーズ！Vol.1
COOL104JOKER&SETLINE
」を最後に撤退しています。
更にアドアーズが資本提携を解消し独立。
最後に残っていたセタもスクウェア・エニックスの「プロジェクトシルフィード」を最後とし、解散します。

こうしてまたアルゼはひとりぼっちになってしまいました。
シャドウハーツを作っていたノーチラスのスタッフも全員いなくなっているそうです。
現在はまたパチスロ事業に戻っております。

さて、かつてカリスマと呼ばれた岡田和生会長は今後どういった方針に出るのでしょうか。
こうコロコロと方針転換されては社員も大変なので、もうちょっとしっかりした経営方針を打ち出してそれに向かって突き進んで欲しいですね。
もしまたアミューズメント業界に戻り、アーケード作品を出す気なのでしたらタイトーに接近するのがいいと思います。
コンシューマの場合はソニーでもマイクロソフトでも任天堂でも大丈夫そうですね。
任天堂かソニーが過去に交流もあるし参入しやすいと思います。

カオスウォーズで関わった企業も大丈夫だと思いますので、是非また頑張ってほしいですね。
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ケツイデスレーベル　の　感想

2008-10-25 04:39:03 | ゲーム考察
ついにケツイが移植。
何年も前からアーケードユーザーから移植の声が止まず今回ニンテンドーＤＳとＸｂｏｘ３６０という舞台で発売することとなった。
今回は先陣切って発売となったＤＳ版について書きます。
まさか移植されるとは思わなかった…しかもＤＳに。
最近のケイブは萌え趣向のキャラクターを盛り込んだシューティング以外でもビジネスチャンスを作れる作品しか作らないし、旧作は移植もしないと思ってました。
そう思っていたが最近はぐわんげのサウンドトラックを販売したりと過去作品にも言及するようになってきている(?)と思う。
この勢いで昔の硬派なケイブに戻って欲しいけどそれは無理な話か。

シューティングマニアである自分としては当然欲しいという衝動に何度も駆られたけど、もちろん不安もあります。
ＤＳは明らかにアーケード基盤よりも劣っているから。
過去にPS2版を出そうとしたが断念したという噂があったりするほど、この作品の移植は困難と言われているのに、そんな作品をＤＳなんかに再現するのは不可能というか馬鹿げていると思った。
だが実際購入してやってみると、確かにグラフィック等のレベルは下がっているけれどこのゲームの根本的な要素である、あの華麗な弾幕、適度な処理落ちはある程度遊べるレベルまで引き上げられていた。

でもこの必死に移植しましたという響きが久々すぎて自分は感動しました。
よく考えたら昔はこういうスペック差による違いなんて日常茶飯事だったんですよね。
ファミコン版のグラディウス�兇筍丕奪┘鵐献鵑�R-Type、画面比率がそもそも違いすぎて移植不可能だったダライアス等、偉大な先人達は知恵をフルに絞ってそれを家庭用ハードという場に表現していた。
それに引き換えアーケードと同じマシンを経由するPS3やらXbox360がある昨今では完全移植が当たり前で、そうでないと２ちゃんで文句を言われる時代なんですよね。
…嫌な時代になったものだ。(笑)
今の世の中でネオジオのような存在が出ても価格で文句言われて憤死するだろうね。

今回も結構な差が見受けられるけど、このゲームの根本的というか本質である「弾幕をギリギリで避ける」「極限のドットグラフィック」「次々と攻撃が変化するボス」「ボス撃破の感動」を様々な手段を用いてスペックの差をごまかしつつばっちり再現してくれていて、難易度別に分割したり練習モードを追加してアーケードに劣らないとは言いがたいがＤＳとしては十分な役割を果たしてくれたと思う。
それにＤＳなのに音質がかなりいい。
ステレオ、ヘッドホン、モノラル、サラウンドと痒いところに手が届くかなり丁寧な作りと仕様には満足。
あるかもしれないけどサウンドテストも欲しいです。
ドゥーム倒したら出るかな。
あとこんなちっぽけなものなのにしっかりリプレイを毎回保存してるのには驚かされた。
しかも３件まで保存もできるみたい…ケイブ頑張りすぎだろう。

ただ残念な事もある。
やはりボスしかいない事が一つ。
容量の問題でステージの再現は無理だとしてもステージは用意して欲しかった。
ＤＳオリジナルのステージでいいから欲しい。
これじゃあほんとにカオスフィールドをやってる気分になります。
再現はできなくともそれっぽい似た敵ばっかのステージなら無理じゃなかったはず。
ＩＫＤさんなんてコラム突っ込んでる暇あったらそういう所も力を入れて欲しかった。
そしてボス撃破後のあの音も欲しい…あのスコア表示されるとこのやつね。
これ流れないとなんかクリアした気になれない…。
あとちょっと論点がずれるけどあのパッケージの「アレンジ移植」という表現はまずい。
せめてボスしかいないという事は明記するべきだと思う。
前情報知らないで買った心無い人が文句書くときネタにされる。

でもその文句も申し訳なくなるほど完成度は十分。
この流れが続いてくれることを切に願う。
タイトーあたりやってくれませんか？
ダライアス外伝かレイストームなら結構な出来で移植できると思うんだが。
個人的にはレイクライシスの移植を希望です。(無理)
…冷静に考えるとタイトー作品はPSPの方がいいかな。
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SNKの栄光と終焉

2008-10-16 01:18:08 | ゲーム考察
世の中ではセガ、任天堂、マイクロソフト、ソニー、スクウェアエニックスにお
熱のようだが、うちのブログではあえてSNKについて書こうと思います。

SNKは確かに存在し、アーケードでセガに並ぶ大企業だった時代が確かにあった。
さてそれほどまでの企業が何故なくなってしまったのか。

紆余曲折あって川崎英吉により興された新日本企画はいわゆるブロック崩しのコ
ピーゲームでデビューする。
その後もタイトーと関係を築きコピーゲームを出す会社として定着していたが、
やはりそんなので利益を得ることができるはずもなく経営危機に陥る。
そこで川崎英吉と社員が一丸となって開発したのがASOというゲームだ。
これについてもナムコのゼビウスの類似作品といわれればそれまでだが、ゼビウ
スを模範としそれを追い越そうとした努力の賜物であり、実際ゲームの内容も複
雑な面もあるが新しい視点をもたらしてくれるものだった。
これによって危機を脱する。
その後出したＴ・Ａ・Ｎ・Ｋにおいてもダイヤル式レバーの採用やストリートフ
ァイターに奥行きの概念を取り入れたストリートスマート等、完全新作というよ
り何かをベースとしてその上で新しい楽しさを追加するというのを得意とした。
パクリと言われれば何も言えないかもしれない。
だがその頃のSNK作品には単なるパクリでは終わらせないといった作品に対する情
熱があった。
その後、ストリートファイターは対戦格闘という新しいジャンルを開拓して話題
をさらった。
餓狼伝説はあくまでストリートスマートのシステムが継承されているが、ストリ
ートファイター�兇留洞舛眷擦�入っている。

ここからSNKは格闘ゲームメーカーとして躍進する。
龍虎の拳は見た目や基本システムこそ似通っているが、拡大・縮小機能や挑発、
超必殺技の初搭載等で格闘ゲームの新たな形を示したといってもいいできだった
。
その後の餓狼伝説２で本格的に好きなキャラを選んでプレイするというスタイル
がSNKでも確立された。
93年にSNKは新しい対戦格闘ゲームを発売した。
それがサムライスピリッツだ。
時代背景や世界観を一気に変え、武器による駆け引きを重視したこのゲームは一
気にSNKの名前を世に知らしめた。
この世界観の変更に感銘を受けたのか作っていたのか、翌年にはカプコンからヴ
ァンパイアが発売される。

余談だが、この年あたりにカプコンはいよいよ攻撃を開始する。
ファイターズヒストリーに対する裁判。
この裁判の結果はSNKも気になる事だっただろう。
結果は和解ではあるが、パクリやアレンジばかりだったアーケード業界では衝撃
の出来事だった。
さらにSNK作品に対して著作権違反であるという事を公言しSNK、ADKを威圧。
それと同時にカプコンの西山氏等のスタッフがSNKに転職した等をカプコンは引き
抜きと主張。
それに対抗するようにSNKはストリートファイター�靴両ι犬鮗萋世靴童�制。
両者は同じ関西に会社を構えている事もあり険悪な仲になっていく。

そして94年、SNKの看板タイトルとなるキングオブファイターズが稼動する。
当時倒産したアイレムスタッフによる大量のキャラクターと３対３のボリューム
、バランスは問題があったが後のヒットシリーズの元祖が登場することとなった
。
この年以降も格闘ゲームを出すと同時に多方面への展開を考えるようになる。
この時SNKは焦っていた。
ライバルであるカプコンのバイオハザード等による躍進、3Dゲーム機への業界の
情勢の変化に乗り遅れた事。
この時代のSNKの行った事業に格闘以外のジャンルのゲームの開発、家庭用ネオジ
オのヒットを受け開発したネオジオCD、タカラとの提携、スクウェアスタッフの
回収による会社サクノスへの出資等がある。

だがどれもうまくはいかなかった。
過去の何かをベースにして飛躍させるといったこともできず明らかにSNKは迷走し
ていた。
そこでSNKが重みを置いたのはやはりゲーム事業だった。
アミューズメント施設の経営、携帯ゲーム機の参入、業務用ネオジオの3D化を軸
に展開していたが、その裏でグッズやコスプレ衣装等幅広い展開を見据えたもの
や、恋愛シュミレーションゲームの支援及び作成等様々な分野に手を出していく
。
しかしアミューズメント事業は中途半端な遊園地規模の事業展開をしてしまうこ
とで失敗する。
同時に3Dネオジオであるハイパーネオジオ64も性能こそありましたがそれを表現
する技術力不足により撤退、携帯ゲーム事業も同時期に発売されたワンダースワ
ンにさえ負けてしまいます。

携帯機であるネオジオポケットも音楽再生機能の追加等をしようとしましたが、
早すぎました。
メモリの価格を考えてあの時代ではまだやるべき事業ではなかったと思います。
餓狼、月華の剣士、カプコンとの和解とコラボ等の作品の成功以上に赤字が膨れ
上がりついにSNKはアルゼの子会社になります。
借金に負われて子会社になって何も言えない立場にも関わらずパチスロ事業に集
中するアルゼとは不仲になり、破産させられます。

こうしてSNKという企業は消滅しました。

何がいけなかったのか。
まずはネオジオへの執着でしょうか。
この成功がプレイステーションやサターンへの参入という選択肢を遅らせ、技術
の遅れを生み出してしまっています。
ネオジオは十数年続いた長寿ハードですが、少し長く使いすぎた感じもします。
次にADKというネオジオの生みの親の会社を縛り付けてしまったのも痛いです。
契約でネオジオ以外のハードに出すのを禁止されていたADKの技術の遅れはSNKに
も少しは責任があると思います。
そもそもADKはハードメーカーでもあったのですからせめてハードの開発を任せて
いればもう少し違う未来があったのかもしれません。
…実はADKは内密にプレイステーションにソフトを２本程供給していたのですが、
それがSNKにばれて潰されてしまいます。
ネオジオの成功の片腕をこんな扱いしてるんですからその後アルゼに潰されたの
は報いなのかもしれませんね。
あとネオジオのメモリーカードやネオジオポケット、音楽プレイヤー等、技術を
先取りしている部分も重荷になっていたと思います。
新しい技術はコストがかかるのでよっぽどな資金の余裕がないとやってはいけま
せん。
しかしSNKは挑んでしまいました。
ハイパーネオジオ64もですが、これには2Dのネオジオを遥かに凌ぐ2Dの機能も持
ち合わせています。
実際は使われませんでしたが、こちらを使ってKOFの続編等を出していれば価格が
障害ですが、もう少し普及したかもしれません。
結局一番赤字を算出した遊園地事業が一番いけないんですけどね。
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マジック・ザ・ギャザリング

2008-07-07 00:41:09 | ゲーム考察
世界でプレイされているゲーム…。

カードゲームの元祖でありながら人気の頂点をも維持しているヒット作品です。

こういうカードゲームは乗り遅れたら負けというイメージがあったのですが、ぎゃざだけはそれを脱却しています。
何がそれだけ違うのでしょうか。

まずはイラスト。
あの独特のタッチによるイラストはファンタジー系の王道でありながらＭＴＧの売りでもあります。最近出たロードオブヴァーミリオンより綿密に書き込まれたイラストは凄いの一言です。何でも毎回イラストの雰囲気や世界観を設定、共有して各イラストレーターが書いてるのだとか。

次にシステム。
若干複雑な部分もありますが、６版から本格的なシステム「スタック」により完成されたと思います。エンチャント、インスタント、アーティファクト…これらもうまくまとまっていて、多色にするメリットやデメリットもしっかりしています。ここではさすがにシステム解説はしません。一つ言うとプレインズウォーカーは失敗だったと思います。

最後にフォーマット。
１年で半分、２年で全部が一新されるスタンダード。それより古いカードが使えるエクステンデッド。初期のカードから禁止カード以外全部使用可能のレガシー。禁止で賭けに関するもの以外全部最低１枚は使用可能のヴィンテージから構成されています。ここが重要なんです。
スタンダードが２年周期なので確かに落ちて使えなくなるカードが出てしまうのですがやったことない人が始めやすい環境になっています。
そして使えなくなるカードがあってもエクステンデッド環境のお陰でそれを欲しがる人がいます。そうやってカードは引き継がれていくんです。
まあこの部分は賛否両論なのですが、何はともあれ他のカードゲームよりも人口が多いのはこれのお陰でもあるのかなと思います。

あとは賞金が出るカードゲームである点、パックを数個買うだけで遊べるルールが設定されてる点や毎週金曜日にどこかしらで公式大会があり、土日にも大会が行われているのも人気を続けている秘訣かと思います。

自分はもうさすがにレガシーしか所持してませんが、たまにならリミテッドやスタンダードをやりたくなるものです。
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パズルゲームは何が重要なのか

2008-06-25 23:52:43 | ゲーム考察
さて、何が必要なのでしょう？

まず爽快感は一応ないよりはあったほうがいいですね。爽快感か達成感を味わえるのは必要条件です。

お手軽さも発売の環境によっては必要ですね。携帯電話でチマチマやるなら必須条件でしょうね。

さあ話を移して人気のあるパズルゲームに目を向けてみましょう。

まずはテトリス。中毒性ありまくりますよね！

余裕があるときは棒ブロックによる４段消しや、最近公式ルールに追加されたトリプルスピンを狙うのもいいです。詰まりそうになったときは必死に１段１段消して言ってもがく！スピードが最高速になったらそれはもう必死に生き延びるために努力する！

単純なルールの中にいろいろなアトラクションを入れてる良い例です。コラムス、グンペイもこちら側ですね。

そして対を成すようにヒットしたぷよぷよ。これも熱い！

対戦相手との攻防。溜まるおじゃまぷよ。連鎖の構築。導火線の火の付け所。魅力的なキャラクター。単純な同じ土俵の上での白熱したバトルが特に熱い。

こちらもルールは単純ですが、その中で絶叫マシ−ンのようなスリルを提供してくれるゲームです。マジカルドロップ、パネルでポンとかそうでしょうか。

もうひとつがもじぴったん。これも熱くなれます。

文字を作るという日常あるものをゲームにしている…目の付け所がいいですね。上記の二種とは違いテンポ、軽快で印象の残る音楽等が融合してひとつの作品に仕上がってますね。

これまた単純ですが、コーヒーカップや観覧車、パレードのような良い雰囲気を提供してくれるゲームです。ZOOキーパー、ヨッシーのクッキーが近いかな。

共通点は沢山ありますが、一番必要なのは快適さかと思います。

正直な話自分は携帯電話でテトリスやマジカルドロップはやりたくないです。
キーのレスポンスが悪いので快適なプレイングができなくて嫌な気持ちになります。

これらのゲームは操作の単純さ＋快適さ、それに加えてのアトラクション要素、これらが揃った時パズルは名作になれるのはないでしょうか？

逆に悪い例も書きます。うちのブログらしいのも書かないとつまらないと思うのでｗ

コナミのぱずるだまシリーズ
発想はそこまでわるくないけどやはりキャラを作って性能差をつけると大変なことになりますよね。マニア向けの作品になってしまいました。

クレオパトラフォーチュン
た、単純すぎたかも。ボタンはシステム上２個あっていいと思います。単純と見せかけてミイラとか宝石とかややこしいのも×。自分は好きですけどね。

テトリス＋
教授なんかいいよ。っていうかいちいち針ある場所上るなよ。あとレスポンスわるいんですよこれ。最悪。

ボンブリス
どか〜ん！迫力ある大爆発後は相手ほぼ即死。対戦ツールとしてはちょっとやばいかな。一発ゲーみたいな。これまた自分はお気に入りです。

へべれけのぽぷ〜ん
キャラの個性を強くしすぎるとこうなります。バランスが悪い！だからこそ弱キャラでやりたくなりますけどちょっときつい。自分はアーケード全クリする程好きですが何か？ｗ

テトリス武闘外伝
必殺技を取らせるシステムがちょっとアレかな。実力差が少しでもあるとリンチになります。近所で自分これ対戦してくれる人皆無になりました。やりこみすぎたｗあとグラプリは反則だったｗ

ぷよぷよふぃ〜ば〜
キャラによってブロック３、４個のが出やすいとかになっちゃうとシステム上３、４個でやすいキャラの天下になっちゃいますよね。ただそれだけなのでこれはいいゲームです。

テトリスフラッシュ
これはまんまドクターマリオだ…。ひねりがなさすぎます。とかいいつつ結構やりましたがｗこれ消すと下に落ちるボンブリスタイプなのがよかった。

ぽちっとにゃ〜
なんていうか早く置いた人が勝てるゲームになってしまってる。劣化ぷよぷよみたいな感じ。とか言いつつＰＳ２版やってましたがｗ

まだまだあるけどまあとりあえずはこんな感じでｗ

たまには昔みたいに読む文章書かないとなぁと思って書きました。

次はシューティングか対戦格闘あたりを数回に分けて書こうかな。
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グンペイ

2007-08-13 11:36:43 | ゲーム考察
"つなげて消すのが、グンペイだ！"

作者は、故・横井軍平さんです。
ワンダースワン同時発売のパズルゲーム。

完成度は一作目にも関わらず高い。
ただ線を一列揃えて消すというシンプルな内容ながら中毒性はかなり高い。
消し方にも普通の一列消すだけから分岐させたり、追加させたりして高得点が狙えます。
高得点を狙うにはゲームオーバーになる危険を犯さなければならない…リスクとリターンのバランスがこれほどまでにわかりやすいゲームはあまり無いと思います。

この完成度の高いグンペイを遊ぶことが現状かなり困難なのが残念です。
一応ＰＳＰやＤＳにグンペイリバースというものが登場しましたが、リバースという名の通り逆というか別物になってしまいました。
タッチペンをスタンダード操作にしてしまいバランスを狂わしてしまったＤＳ版。
開発会社の影響で音楽と画像ばっか凝ってしまって肝心のゲーム内容とキーレスポンスが疎かになってしまったＰＳＰ版。

ＤＳやＰＳＰのが初めてだったという方々は機会がありましたら是非ワンダースワンの初代グンペイを手にとって欲しいです。
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