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2010年4月30日(金) 19:15 |
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家計を直撃、野菜の高値続く
野菜の高騰が依然、家計を直撃しています。 春先から雨の日や気温の低い日が続いたため、一部の野菜で育ちが悪く品薄状態が続いています。 このためナスなどの市場価格は例年と比べて2倍以上となり、関係者らの頭を悩ませています。
午前5時半、野菜のセリが始まりました。 威勢のいい声が響く岡山市中央卸売市場ですが、並んでいる野菜の一部は品薄状態。 春先から天候の悪い日が続いたため、野菜の成長が悪く、市場価格にも大きな影響を与えています。 2週間前まで高値が続いていたキャベツやレタスなどの市場価格は例年並みに戻ってきてはいるものの、ナスやきゅうりの価格は上がっており、特にナスは例年の2倍以上に高騰しています。 現在の野菜の品薄状態が今後の市場価格にも影響するのではと、市場関係者は表情を曇らせます。 4月下旬から6月にかけて出荷が続くナス。 農業関係者の話では、3月頃から雨や曇りの日が多く、太陽の照る時間、いわゆる日照時間が短かったため成長が例年より遅いということです。 岡山市南区でナスのハウス栽培を行う梶原さんは、この時期、出荷量が例年の半分ほどになっていると話します。 スーパーの販売価格も下がらず、消費者からは不満の声が聞こえてきます。 市場価格の高騰を受け、ナスやきゅうりなどは例年の2倍ほどの価格となっており、キャベツやレタスなども依然として高値が続いています。 消費者にとって厳しい状況が続く中、岡山市にあるスーパーでは、5月1日から5日まで野菜のセールを行います。 高値が続く野菜を安売りすることで消費者の注目を集め、ゴールデンウィーク期間中の店全体の集客アップにつなげていく考えです。 野菜の高値はいつまで続くのか。 生産者や消費者にとって不安定な天候と野菜の価格が安定する日が待たれます。
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