政治
「改憲必要」66% 「9条も対象に」は半数 北海道新聞社・全道世論調査
(04/30 07:01、04/30 09:03 更新)
北海道新聞社は5月3日の憲法記念日を前に、憲法に関する全道世論調査を行った。回答者の33%が「戦力不保持を規定した第9条を含めて憲法を改正すべきだ」と答え、33%が「9条を除いて改正すべきだ」と回答。また28%が「憲法改正の必要はない」と答えた。
「9条を含めて改正すべきだ」「9条を除いて改正すべきだ」「憲法改正の必要はない」の三つの選択肢を示して考えを聞いた。残り6%は「分からない・答えない」だった。
憲法を「改正すべきだ」とした改憲派は合わせて66%で、前年調査から7ポイント減。昨年までの世論調査と設問内容が違うため単純比較できないが、改憲派のうち9条改正派と9条維持派はこれまでも各5割程度で拮抗(きっこう)しており、今回も同様の傾向となった。
一方、「改正の必要はない」とした護憲派は、前年調査から6ポイント増えた。
護憲派と、改憲派のうち「9条を除いて」と答えた人を合わせた「9条維持派」は計61%だった。
調査は北海道新聞社が北海道新聞情報研究所に委託して、道内の有権者を対象に17〜19日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける方法で実施。実際に有権者がいる世帯に電話がかかったのは631件、そのうち512人から回答を得た。
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