西岡、日本人最多！初防衛から４連続ＫＯ…ＷＢＣ世界Ｓバンタム級戦

５回ＴＫＯ勝ちしガッツポーズの西岡利晃

　◆報知新聞社後援　ワールドプレミアムボクシング　ダブル世界戦　▽ＷＢＣ世界スーパーバンタム級タイトルマッチ　○西岡利晃（５回１分１４秒　ＴＫＯ）バルウェグ・バンゴヤン●（３０日、東京・日本武道館）　王者・西岡利晃（３３）＝帝拳＝が挑戦者の同級１０位・バルウェグ・バンゴヤン（２３）＝フィリピン＝を５回ＴＫＯで倒し４度目の防衛に成功した。

　これで、西岡は初防衛から４連続ＫＯで渡辺二郎を抜いて日本人選手最多の快挙を達成した。

　序盤からペースを握った西岡、４回までの途中採点は３―０とリード。５回、強烈な左ストレートで最初のダウンを奪うと、その後もたたみ掛けて勝負を決めた。西岡の戦績は４３戦３６勝（２３ＫＯ）４敗３分け。

　西岡利晃「思い通りの展開だった。（初防衛戦から）４連続ＫＯは本当に考えていなくて、結果的に圧勝でよかった。目指すは世界の西岡。世界中のだれもが知っているスーパーチャンピオンになりたい」

　バンゴヤン「まだやれると思ったので残念。（西岡のパンチは）想像以上に右も左も強く、どうすることもできなかった」

　◆西岡　利晃（にしおか・としあき）小学生でボクシングを始め、９４年１２月プロデビュー。０８年９月に５度目の世界挑戦でＷＢＣスーパーバンタム級の王座獲得。昨年５月、メキシコでジョニー・ゴンサレスを３回ＴＫＯで下し、日本人王者として２４年ぶりの海外防衛に成功した。スピードが武器の左ボクサーファイター。戦績は４３戦３６勝（２３ＫＯ）４敗３分け。３３歳。兵庫県出身。