挑戦者・バンゴヤン（左）に拳を突きつけられた西岡は笑って応戦したが、「いいかげんにせえ」とばかりに拳をつかむ

　３３歳の王者・西岡が、１０歳年下の挑戦者の挑発を軽く受け流した。計量後の写真撮影の際、バンゴヤンから右拳をあごに突きつけられた。西岡は「若いですよね。でも、試合では入んないですよ」と苦笑い。本番ならあわやの“ＫＯシーン”だったが、西岡もすぐにやり返し報道陣の笑いを誘った。計量では両者そろってリミットの５５．３キロで一発パス。気合十分の王者は「いつも通り万全。ＫＯのチャンスがあればいきます」。日本人世界王者では単独３位となる４連続ＫＯ防衛を見据えていた。

[ 2010年4月30日付 ]