【精神病理学ゼミ】新学期の風景
校門を入って大学校舎へと上っていく坂道の右側に、さつき科の植物でしょうか(藤井先生教えてください)、薄紫の花が新緑に映えて美しい景色です。着任してもう数年になりますが、人間環境大学の風景は、春の鶯の囀りや新緑、夏のヒグラシ、秋の紅葉と夕日、冬の夜空の星座など四季折々味わい深いものがあります。精神病理学ゼミも本日開店いたしました。ゼミには、たぶんグループダイナミクスが働くのだと思いますが、その年々の構成するメンバーで全く違った展開になり、生き物のようなところがあって、担当教員の意思だけで動かせるものではないようです。四季の移り行きと同じように、起承転結が付けられればと思います。今年は他のゼミと同じように3年生、4年生合同の形にしたので、どう進めて行くか迷っているところです。
新年度に当たって、ゼミ生の声から。
「カウンセラーを目指しているので、面接の技法を学びたい。」「神経症、PTSDなど色々なこころの病気について知りたい。」「二重人格などの多重人格障害がどのようなものか興味がある。」「描画テストを実施してみたい。」「教室の中だけではなくて、身体を動かして活動したい。」
まずは例年実施してきて教員として慣れているカウンセリング技法から入り、ビデオを使った学習、ついでロールプレイで体験するという進め方になりそうです。このリレーブログでこれからの展開をご覧ください。
(ゼミ担当教員 総田純次)
次回は【宗教と倫理ゼミ】です。
2010年04月15日(木) | 臨床心理コース