NHK福岡のニュース　福岡放送局

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空港周辺 なぞの液体降る

今月２６日、福岡市博多区の福岡空港近くの住宅街で、油のような液体が広い範囲で道路や車などに付着しているのが見つかり、警察は、航空機から落下した可能性もあるとみて調べています。
今月２６日の午後、福岡市博多区金の隈１丁目の会社に勤務する女性から「霧雨のようなものが午前１０時半から１１時の間に降ってきて、辺り一帯に油のようなものが落ちている」と警察に通報がありました。
警察が調べたところ、南北およそ２００メートル幅１００メートルの範囲で油のような液体が住宅の屋根や道路、それに車やバイクあわせて４０台に付着しているのが見つかりました。
警察によりますと液体は透明に近く、臭いもないということですが、触ると油のような感触だったということです。
現場は、福岡空港からおよそ２キロの住宅街で、上空は航空機が通過するコースになっているということです。
警察は液体が航空機から落下した可能性もあるとみて成分を分析するなどして調べています。
一方、福岡空港事務所は、航空各社の整備士とともに現場を確認したということですが「液体の色などから航空機の燃料やオイルとは異なり、航空機から落下したものとは考えにくい」と話しています。警察に通報した３０代の女性は、「会社の車に雨が降ったように液体がついていて、触ったら油だと分かりました。拭いても落ちなかったので、９台ある車を全部洗車に出さなければならず、とても困りました」と話していました。
また、近くに住む６０代の男性は「雨どいやバイクは今も油がついた跡が残ったままで落ちないし、畑で野菜を育てているのでとても心配です。空から油が降るなどあってはならないことで、早く原因を明らかにしてほしいです」と話していました。

04月30日　18時42分

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