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日本武道館に悪夢、長谷川が敗れる波乱の結末=ボクシングW世界戦総括

4月30日22時17分配信 スポーツナビ

 日本の誇るボクシング2大王者、WBC世界バンタム級チャンピオン長谷川穂積と同スーパー・バンタム級チャンピオン西岡利晃が揃い踏みする、「WBCダブル世界タイトルマッチ」が30日、東京・日本武道館で開催された。

 長谷川はWBO世界バンタム級王者フェルナンド・モンティエルを相手に11度目となる防衛戦。WBOは日本では非公認の団体だが、モンティエルはこれまで3階級を制し、定評ある実力と世界的知名度を持つハードパンチャー。減量苦から階級転向もうわさされた長谷川だが、自身の夢である世界進出を現実のものとするため格好の相手を迎え、高いモチベーションでこの一戦に臨んだ。
 サウスポーの長谷川はモンティエルを上回るスピードのジャブ、あるいはフェイントで序盤からプレッシャーをかけいく。モンティエルもジャブ、あるいは左フックを振るっていくが、長谷川はよく見えており当てさせない。
 モンティエルをロープに追い詰め展開した長谷川は3R、ここから脱しようと前に出たモンティエルにカウンターの右フックをヒット。この一打を皮切りに左ストレートを繰り出して当て始め、次第に優勢の色を強めていく。
 4Rへ入ると、長谷川は距離感を掌握したか、モンティエルが出てくるとカウンターを打ち込み、相手のパンチもダッキングでかわし当てさせない。ここから長谷川が攻勢を強めて展開――と思われたのだが、4R残り10秒の拍子木が鳴った後で、悪夢が武道館に訪れる。
 思い切って体ごとぶつかるように出たモンティエルは、右ストレート→左ストレートの逆ワンツー。この左を当てて長谷川の動きを一瞬止めると、さらに左フックを強打で当てて長谷川の腰を落とす。そこから連打をまとめ上げると、長谷川はロープをつかんでダウンこそこらえたが、レフェリーが危険と見て試合をストップ。4R終了わずか1秒前にして長谷川が敗れる波乱の結末となった。
 長谷川は11度目の防衛に失敗して王座陥落。対するモンティエルはWBCとWBO、2団体の統一王者となった。

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最終更新:4月30日22時26分

スポーツナビ

 

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