「天安」材質とは異なる金属片回収、集中分析中
金長官は、事故海域での採集物について、金属成分4点、プラスチック1点を確認し、3ミリメートルほどの小さな破片から、4〜5センチメートルほどの大きさのものまであると紹介した。艦艇内の材質と同じものならすぐに確認できるが、そのほか確認できないものを重点的に分析していると述べた。艦艇内の材質と異なり、韓国軍が日常的に使わないものを探し出し、それが攻撃した物体に関係するものなのかを点検していると説明した。
質疑に答える金長官=30日、ソウル(聯合ニュース) |
一方、国防部はこの日の国防委員会で、「天安」の船体と最終物549点のうち297点の鑑定を依頼した状態で、このうち143点については、化学分析の結果、火薬成分は検出されなかかったと報告した。
船体や破片などから火薬痕が検出された場合、実際に使われた兵器や使用国まで把握することができることから、沈没事故原因究明の重要な要素のひとつと認識されている。
国防部の報告では、物理分析の結果、採集物50点のうち4点が金属成分、1点がプラスチックと確認したと明らかにしながら、金属成分の種類については言及しなかった。