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プロレスラー 後藤洋央紀さん

2010年04月28日

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焼きギョーザ

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プロレスラー 後藤洋央紀さん

●焼きギョーザ(新味覚)

◎絶品ニンニク油 パワーの源

 カウンター席の正面の壁に掲げたメニューは「焼きギョーザ」のみ。ほかはビールと牛乳などドリンクしかない。

 三重県四日市市で50年以上続くギョーザ専門店「新味覚」。口に入れた瞬間、しっかりした味付けの豚肉のあんから肉汁があふれ、オリジナルのニンニク油のうまみと辛さが広がる。おいしさの秘密は、毎朝、その日の分だけ仕込むこと。売り切れた時点で閉店する。

 同県桑名市出身のプロレスラー後藤洋央紀(ひろおき)選手(30)は「パワーの源。あのニンニク油がたまらない。においを気にしちゃダメですよ」。

 中学2年で「プロレスラーになる」と決心し、大学卒業後に新日本プロレス入り。史上初のニュージャパンカップ連覇を達成した。

 この焼きギョーザは、幼いころ、母が持ち帰り用を買ってきて家で焼いてくれた。高校時代はレスリング部の帰りに友人と店に立ち寄った。「三重を出て、このギョーザが日本一だと気付きました」

 店は1957年ごろ、旧満州でギョーザ作りを覚えた北岡保次郎さん(故人)が始めた。40年以上前に桑名店を出した。

 孫で3代目の川北祐也さん(26)は「すべて創業当時の味を守っています」と話す。手作りの皮に使う小麦粉は国産の最高級品。豚肉も野菜も国産にこだわる。天気に合わせて仕込みを調整する。「これからもこの味を守って、メニューはギョーザ一本でがんばります」

(姫野直行)

○値段   1皿8個入り 380円
○場所   三重県四日市市久保田2の10の1(本店)、桑名市桑栄町2の桑栄メイト2階(桑名)
○電話   059・353・1724(本店)、0594・21・1502(桑名)
○営業時間 午前11時半(桑名は11時)〜午後8時(同7時半)、定休日は月曜(桑名は木曜)と第3火曜

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