「韓国は今、額に弾丸のあとが残っている遺体を見るCSIの捜査官のようだ。この捜査官は『死亡の原因が心不全である可能性を排除しない』と話す。拳銃を持った唯一の容疑者が非常に残忍なボスであるからだ」。
米時事週刊誌タイム電子版が最近、ブルース・クリングナー・ヘリテージ財団上級研究員を引用し、海軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件についてこのように報じた。この文は「捜査官が明らかな死因をめぐり、容疑者を恐れるあまり違う言葉を述べている」という内容と解釈される。
タイム誌は「一部では‘制約的な軍事目標打撃’を主張しているが、韓国が先に(軍事的)衝突を起こす可能性はほとんどない」とし「韓国社会は怒りが広がり、悲しみに包まれているが、これが戦争世論につながることはない」と伝えた。
また「韓国が取りうる非軍事的制裁手段はきわめて制約的」と分析し「経済制裁の場合、金剛山(クムガンサン)観光はすでに08年から中断され、対北朝鮮食糧支援も現在は行っておらず、開城(ケソン)工業団地は北朝鮮がむしろ閉鎖をちらつかせて脅迫している」と報じた。
タイムは「ブッシュ政府初期からすでに外部世界は北朝鮮と対抗する度胸がなく、今もそうだ」とし「6月で韓国戦争(1950-1953)勃発60年になるが、戦争は決して終わったわけではない」と伝えた。
【今日のイチオシ記事】
・ 【海軍哨戒艦沈没】海軍参謀総長「必ずより大きな代価を支払わせる」 【
・ 【海軍哨戒艦沈没】「北、天安沈没の前日に西海兵力を増強」
・ 【海軍哨戒艦沈没】「安保理の対北朝鮮制裁」めぐる外交折衝戦が本格化
・ キム・ヨナ、米タイム誌の「最も影響力のある100人」に
・ 【写真】「カー・オブ・ザ・イヤー」候補の10モデル