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ベルト奪回だ!田口が王者丸藤に挑む (2/2ページ)

2010.4.30 11:37
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ベルト奪回だ!田口が王者丸藤に挑む
5月3日にビッグなタイトルに挑戦する宮城県岩沼市出身の新日本プロレス・田口(撮影・山下千穂)【フォト】

 博多どんたく祭りでにぎわうゴールデンウイークの福岡を、プロレス熱でさらにヒートアップさせる。昨年、8年ぶりに復活したビッグマッチ『レスリングどんたく』の第6試合で、ジュニア戦線で活躍する田口が、王者・丸藤に挑む。

 田口は07年4月にIWGPジュニアヘビー級王座に初挑戦して7月に第52代王者になり、同年12月に井上亘に敗れるまで4度の防衛に成功。それ以来のシングル挑戦だ。

 「オレがベルトを取り返します。前回より、プレーヤーとしての自信もついてきている。新日本のジュニアが最強だということを証明しますよ」

 IWGPジュニアヘビー級のベルトは、1月4日の東京ドーム大会で王者・タイガーマスクから、挑戦者のプロレスリング・ノアの丸藤の手に。その後1月30日にプリンス・デヴィット、3月5日に金本浩二、4月4日に獣神サンダー・ライガー(いずれも後楽園ホール)と新日本勢が3度ベルト奪還を目指したが、牙城を切り崩せなかった。

 屈辱の他団体流出を、これ以上見過ごすわけにはいかない。敬愛する先輩のひとり、ライガーからも檄をとばされた。ライガーが丸藤に敗れた4日の試合後「お前が続け。そして、お前の時代を築いてみろ!」と。最高の発奮材料だ。

 名門・仙台一高時代はサッカー部に所属し、毎年1月2日に、OBも参加する『初蹴り』の行事がある。東海大卒業後の02年に新日本プロレス入門後は、初蹴りから2日後の1月4日に新年恒例の東京ドーム大会が控えるため、帰省は毎年、同大会後になるという。

 「今年も当然、初蹴りにいけませんでした。だからこそプロレスで頑張っている姿を、母校や故郷の人たちに届けたい。5月3日、頑張ります」

 6月1日には故郷・宮城での仙台大会(Zepp Sendai)が控える。「是非ベルトをもって凱旋したいですね」。田口が故郷への思いを乗せ、黄金週間を駆け抜ける。

 (山下千穂)

田口 隆祐(たぐち・りゅうすけ)

1979年4月15日、宮城県岩沼市出身の31歳。仙台一ではサッカー部。東海大ではレスリング部に所属し、01年に関東学生新人戦フリースタイル76キロ級で3位。02年11月22日の矢野通戦(後楽園ホール)でプロレスデビュー。04年『ヤングライオン杯』優勝。06年2月、第16代IWGPジュニアタッグ王座初戴冠。07年7月、第52代IWGPジュニアヘビー級王者に。09年にプリンス・デヴィットとのタッグチーム『Apollo55』を結成。同7月に第24代IWGPジュニアタッグ王者となり、5度の防衛成功。その後デヴィットの負傷欠場により、今年4月21日にタッグ王座を返上。1メートル80、91キロ。血液型はO型。趣味は将棋。

IWGPジュニアヘビー級王座とは

1986年に創設された新日本プロレスが管理するタイトルのひとつで、体重100キロ未満の選手が対象。初代王者は越中詩郎。最多戴冠選手は11回の獣神サンダー・ライガー(獣神ライガー時代を含む)で、次点は4代目タイガーマスクの6回。最多連続防衛回数は、ヒートの11回。かつては小林邦明や馳浩らも戴冠していた。



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5月3日にビッグなタイトルに挑戦する宮城県岩沼市出身の新日本プロレス・田口(撮影・山下千穂)
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