印税の計算方法
またまたぶっちゃけ話。
某出版社から、DL印税の支払いの計算方法を変えたいという打診がありました。
現在は携帯漫画配信サイト(以下CP)の販売価格の10%という計算方法。
変更後は、CPからの入金額の20%。
やった〜パーセンテージ増えた〜!
とか安易に喜ぶと思ってるのだろうか?
基本出版社からお金の打診をされる時は、支払額が下がる時と相場が決まっています。
問題は、出版社がCPに幾らで卸しているかが分からないことなんですよ。
仮に40円で販売されているファイルを20円で卸しているとしたら、CPからの入金額の20%の印税なら今までと変わらない計算になります。
しかしもし何らかの理由で、販売価格の半値以下で卸されてしまうと受け取る印税は減ってしまう。
どうやら携帯配信も売り上げが頭打ちになっているらしく、今後CPが利益確保のために仕切り値を下げるよう要求してくることも充分考えられます。
友人の漫画家に聞いたら今月から明細にDL数が記載されなくなったと聞くし、なかには打診せずに勝手に計算方法変えられている作家さんもいるのかもしれません。
あそこの編集さんは横同士で情報共有してないっぽいし。
ボクは最初に契約する時にDL数は必ず教えてくださいというお願いをしているので、明細からDL数表示がなくなるのはNGですね。
契約書を盾に、今回の変更は受け入れられない旨伝えることに決めたけど、果たしてどうなることやら…
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