長野峻也ブログ

武術研究家、長野峻也の色んなエッセイ?を掲載します。リンクフリーです。HPもご覧ください【http://www7a.biglobe.ne.jp/~yushinryu/】リニューアルしました!

小島さんから謝罪したいとのメールが?

「えっ、なんじゃこりゃ? 本当にあの小島さんなの?」というメールが事務局に届きました。

「本当に本人なんでしょうか?」と聞く事務局長。

「さあ〜。でも、電話番号まで書いてきてるから本人なんじゃないの?」と私。

「でも、あの小島さんが謝罪したいなんて、そんな殊勝なこと言うんでしょうか?」と事務局長。

「いや、小島さんは文章は傲慢だけど、直接話す時は低姿勢だったりするって聞いてるから、誰かから俺のこと聞いて、話せば解る相手だと思ったんじゃないの? それに、もしかすると俺に何か相談したいことでもあるのかもしれないね」と私。

「それじゃあ、どうしますか?」と事務局長。

「もちろん、返事はするよ。ただし、謝罪したいという話は受けないよ。それを受けたら、俺も謝んなきゃいけないでしょ? 俺の方が罵詈雑言書きまくってるからね。でも、間違ったこと書いたつもりないから謝りたくないもんね。それに、下手に直接話してお友達みたいになっても、彼は必ず喧嘩して誹謗中傷しまくるのが目に見えてるでしょ? 俺は彼の“エジキ”にされるのは御免だからさ〜」と私。

 さて、このようなやり取りの上、小島一志氏のメールへ書いた返信は以下のごとし!



『拝復、小島一志殿。

 メール拝読しました。

「私のBlogコラムによって多大なる迷惑を長野様におかけしたことをまず謝罪させて頂きます」と書かれておられますが、この場合、「私の息子が」と書かなければならないのではないでしょうか? それとも、貴方が息子になりすまして書かれたのですか?

 失礼ながら、貴方には文筆を業務としている者としての誇りはないのですか? 相手が強かったり権威者であったりしたら謝り、自分より弱い相手を選んで喧嘩を売るのが貴方のやり方なのですか?

 貴方は私に謝罪する必要はありません。

 何故なら、貴方は私を名指しで書いてはいないからですし、また、私は貴方の脅しめいた文言に何のダメージも受けていないからです。

 いや、正直いって、ちょっと楽しみでした。遠慮なく技を使う千載一遇のチャンスだと思っていましたから・・・。

 貴方の御子息や武友やヤクザ者が押しかけてきたとしても、私は自分の意見が正論だと思って書いたことなので、そう主張するだけのことですし、暴力で黙らせようとされるのならば、多くの師に学んだ武術の技を駆使して徹底的に抵抗するつもりでいます。

 仮にそれで私が死んだり半身不随になったとしても、私の弟子は、むしろ誇りに思って私の研究を引き継いでいってくれるでしょう。

 ですから、私は貴方の謝罪は求めません。

 また、貴方の謝罪を受け入れて、私が貴方と直に話した結果、「小島さんはとても良い人でした」とでも書けば、「なんだ。長野はだらしのないヤツだな〜」と、私のファンはガッカリするでしょう。

 私は、文筆家として、「おかしいことはおかしい」と常に言えるようにしておきたいと思っています。なので、ここ何年かは、極力、武道武術関係者とは付き合わないようにしています。多少なりとも付き合えば、義理人情も生じて、的確な批判ができなくなってしまうからです。

 謝罪ということであれば、貴方が謝るべき人は、私ではなく他に多数おられる筈です。

 例えば、貴方の書かれた某中国武術家を誹謗する文章に関して私がブログに書いた内容から、その人物の弟子の方が破門も覚悟で当方の講習会に乗り込む旨の申し出があり、門派関係のトラブルに発展する可能性を考えて厳重注意し、「私に文句を言うのは筋違いだ。小島さんに言うのが筋だろう」と伝えておきました。

 その人が貴方のところに文句をつけたかどうかは知りませんが、文筆業を営む以上、発した文言の影響と責任は自覚しておかねばなりません。

 以前、貴方も知っている出版社の社長さんと会った時、その人は「吐いた唾はもう、もとには戻らない」と、貴方に対して批判的なことを言われていました。これを侮辱と取るか、「あの悪い癖が直ればいいヤツなんだが・・・」という愛情ある批判と取るかで、人との関係性は変わっていくのではないでしょうか?

 いい機会ですから、私の意見も書きます。

 客観的に貴方のやってきたことを批評すれば、親しい人を持ち上げておきながら、ちょっとでも自分の意にそまない点があると、途端に極悪人のように非難し口汚く罵倒する。それを何度も何度も、繰り返してきていますね。

 そんな話を、この業界で、耳にタコができるくらい聞きました。それはもう正義感とは言えません。独善と言います。

 貴方の独善思考によるペンの暴力で、どれだけの人が傷つけられてきたか? 元の奥さんや社員、武友、そして御子息も傷ついているのではないですか? どうして、味方である筈の人達に対して、そんな真似をするのか?

 欠点のない人間なんかどこにもいません。他人の欠点を叱責する前に、自分がそれを非難する資格があるのか?と考えてみるのが成熟した大人というものです。

 どんな問題も、責任が一人だけに押し付けられるものではありません。見る角度を変えてみれば、責任の所在はどんどん移り変わっていきます。

 結局、これまで貴方が他人の欠点をあげつらって罵倒し続けてきた真の原因は、自身の器の小ささでしかありません。だから、自分のことは棚に上げて相手だけを一方的に非難し続けてきたのです。

 自分で解っていても、認められない。認めてしまえば自分のアイデンティティーを維持できなくなるのが怖いから・・・。

 しかし、そうまでして自己を護ろうとし続けて、何か得しますか? どんどん孤立していくだけではないですか?

 それを自覚し反省し、真摯に謝罪していくしかないんじゃないですか? 自分が変わらなければ人生は変わらないですよ。離れた人達は戻ってこなくても、貴方が変われば新たな人間関係は育っていくでしょう。

 もっとも・・・一小島ファンとしては、独善的で傲慢でルールを無視して暴走する文章こそが魅力的に思えるので、毒気が抜けてしまった小島一志じゃ、つまらんな〜とは思いますが・・・(吉田豪さんも同じ気持ちじゃないかと思います)。

 以上です。

 繰り返しますが、私に謝罪する必要はありません。全然、気にしていませんから、御心配なく。


長野峻也 記す


追伸;このメールは私のブログにそのまま載せます。私は陰でゴチャゴチャ立ち回るのが嫌いですので、悪しからず。』


・・・という内容です。

 やっぱり、小島氏と内々で話して「和解しました」みたいなことを書いたら、全国的に「なんだよ、小島はだらしね〜な〜。長野もそんな手に乗っかってトンマなヤツだな〜」と思われるだけで最低につまんない結末ですよね?

 私はファンの期待?を裏切りたくないですし、それに「謝罪したい」という意味が解らないですね。
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 小島氏が謝罪する必要のある人は私以外に大勢おられますからね。そういうことをきちんとされたら、私も「小島さんは偉い!」って書くんですよ。

 それとも、何か心境の変化を促すような事件でもあったんですかね〜?



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