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【格闘技】長谷川雑草魂でV11だ あす2大世界戦2010年4月29日 紙面から 2大世界戦の調印式と記者会見が28日、東京都内のホテルで行われ、WBC世界バンタム級王者長谷川穂積(29)=真正=は「雑草魂」で、WBO王者のフェルナンド・モンティエル(31)=メキシコ=を倒すことを宣言。11度目の防衛に自信を見せた。また、WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(33)=帝拳=は10歳年下の挑戦者を相手に「勝ちを確信している。何の心配もしていない」と余裕の口ぶりだった。 試合のテーマを問われた長谷川は間髪入れず答えた。 「雑草魂です」 10度防衛のWBC王者長谷川と3階級制覇のWBO王者モンティエル。ここまで歩んで来た道のりは正反対だ。長谷川はアマチュア経験もなく、デビュー5戦目まで3勝2敗と鳴かず飛ばず。もがき苦しんでここまでたどり着いた。 一方のモンティエルは、ボクシング一家に生まれ、初めて歩いたのが自宅兼ジムのリング上。アマ時代は五輪合宿に招待されるなどエリート街道まっしぐら。 長谷川は「強い選手に勝つ、それがボクシングをやる意味」と言い放ち、山下会長は「オレらのボクシングがどこまで通用するか。長谷川はエリートじゃないし、負けてもともとのつもりでやりますよ」と強調した。 長谷川は日本初お目見えとなるWBOベルトに目もくれず、キッパリ言い放った。 「右フックで勝負を決められたら。判定でもKOでもいい。最後に自分が勝ち名乗りをあげていればそれでいい」 ガムシャラに戦い、勝ちにこだわりたい。長谷川はモンティエルにはない「雑草魂」を胸にリングに上がる。 (森合正範)
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