若麒麟(右)に5・9大阪大会でのデビューを指令したアントニオ猪木=都内のホテル
「IGF」(5月9日、大阪府立体育会館第1競技場)
大麻取締法違反で昨年4月に執行猶予付きの有罪判決を受けた大相撲の元幕内・若麒麟こと鈴川真一(26)が、IGFの5・9大阪大会でプロレスラーとしてデビューすることが28日、決定的になった。この日、渡米したアントニオ猪木会長(67)を都内に表敬訪問したところ、猪木が緊急指令を発したもの。
猪木は「おまえ、やれよ!」とシンプルに命じた。鈴川は昨年1月に大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕され、日本相撲協会から解雇された。4月に懲役10月、執行猶予3年の判決を受け、昨年11月にIGFに入門。現在は東京・高円寺のUWFスネークピットジャパンでIGFの宮戸優光GMからデビューに向けた特訓を施され、1カ月前に買ったスーツが着にくくなるほど急激な肉体改造が進んでいる。
鈴川は「いつでもOKです。僕の相手を決めて下さい!」と即答して「いつなんどき、誰の挑戦でも受ける」という猪木イズムが身についていることを証明。猪木も「負けても勝ってもやれ!時間はねえぞ!」と、“ハッパ”をかけていた。
(2010年4月28日)